先日工事させて頂いた据置型のIHヒーター導入の様子をご紹介します。

場所は、当社にほど近い平塚市です。

通常の置き型ガスコンロをガス台の上に置いてご使用されていました。

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お年寄りのおばあちゃんが一人で、お住まいになっているため息子さんが火事やガスのトラブルに不安を持っていました。

そこで、IHクッキングヒーターの出番です。

据置型のIHヒーターの場合、ほとんど一般家電と変わりません。

唯一問題なのが、電源工事です。

IHヒーターは電源が200Vなので、一般用のコンセントには差す事さえ出来ないので、ご使用になれません。

200V用の電源の配線工事が必要となってきます。

最近のお宅では、ほとんどが3線式で配線されているため、大がかりな工事なしで、設置する事が可能です。

少し前のお宅ですと、2線式の場合もありますがこの時は、建物に引き込まれている電線(幹線)のやり替えが発生します。

この工事は、ちょっと大変です。^^;

下の写真が分電盤です。

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一番左の40Aのブレーカのところに「赤・白・黒」の3本線がありますが、これが3線式という意味です。

分電盤以外にも建物の外部の引き込みのところでも確認が出来ます。

当社のホームページに、IHクッキングヒーター設置工事に関する説明をしているページがありますので、

そちらも併せてご覧下さい。

http://www.kksinwa.co.jp/ihkouji.html

下の写真は、分電盤を改修している様子です。

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一番左のブレーカーが60Aに変わっています。

IHヒーターは大容量なので、契約容量は上げないと頻繁にブレーカーが落ちてしまう事になります。

続いて、IHヒーターの電源の配線です。

こちらのお宅は、天井裏で配線する事が出来ました。

綺麗に隠ぺい配線とすることが出来ました。

どうしても、既存の住宅の場合は、配線ルートに制約が出てしましますので隠ぺい配線とならずに、

一部露出するケースがあります。

電気工事で培ったノウハウを発揮して、出来る限り見た目に美しい施工を心掛けたいと思っています。

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コンセントの右側に見えるのは、元々のガスの配管部分です。

ガス屋さんにメクラをして頂いて、コーキングをしてあります。

いよいよ、IHヒーターの据付です。

今回は、ビルトインではないので、置くだけですが・・・

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綺麗に収まりました。

IHヒーターの後ろに付いているものは、バックガードです。

別売品です。

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水はね防止などのために、取り付けます。(メーカーさんも推奨)

電源のコードなども見えなくなりますので、良いですよ。

今回使用したIHヒーターは、三菱製です。

CS-G2202C 定価 ¥144,900円

こちらの商品は、火力調整がダイヤルを回すタイプなので、ガスコンロに似た感覚かもしれません。

電源OFFもダイヤルをポンと押すだけです。

お年寄りには良いかもしれませんね。