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第9回 「エコキュートの基礎工事編(4)」

前回は、基礎工事の悪い工事例を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ご紹介している事例は、お客様から相談を受けたもので、そのほとんどがインターネットによる格安工事店、大型量販店、遠方の悪質訪問販売店などを利用したケースでした。
設置コストを抑える事に重点を置きすぎた事が原因ではないかと推測されます。


さて、今回は、温水器用ベースの間違えた施工方法によるトラブルの例をご紹介します。
本来は、4枚のコンクリート基礎を重ねて四つ角をボルトで固定して使用するのが通常の施工方法(*)です。

(*)日本海コンクリート工業 様の基礎板ページを参照ください
 → http://www.nkcon.co.jp/products/kisoban.html

ですが、今回の例は2枚のコンクリート基礎を横に並べただけでその上にエコキュートを設置(右画像)してしまったため、後に大変な事になってしまいました。



まずは、衝撃の画像をご覧ください。

なんとびっくりエコキュート本体が傾いてしまっています!
なぜ、このような状態になってしまったのかというと、もともと強度が十分にでない基礎設置を行ってしまったことに加え、お湯漏れが発生していたのです。
ただでさえ、不安定な地盤がお湯漏れでぬかるんだ状態になってしまい、図のような傾きにつながってしまったのです。

                          ▲別の画像を拡大、水が滴っています

これも、設置コストを抑えるため、しっかりと基礎工事をしなかったのがそもそもの原因です。仮にお湯漏れが発生したとしても基礎がしっかりしていれば、対応は容易なはずです。

こういったトラブルでやっかいなのが、いい加減な業者はクレームに対応してくれる可能性が限りなく低いということです。実際、弊社にも施工業者が対応してくれずに困り果て、電話帳やインターネットを使って連絡をいただいた消費者の方が数多くいらっしゃいます。

もちろん、全ての安売り会社が悪い業者ではありません。消費者の皆様に安くご提案できる企業努力をするのは施工業者としては必要不可欠なことだと思います。

重要なのは“どのように安くしているか”ではないでしょうか。

消費者の皆様には、このオール電化JPのコラムを参考にしていただき、価格と工事とサービスのバランスを十分理解した上で失敗しないオール電化ライフを過ごしていただければ幸いです。

販売している“商品”は同じでも、販売している“施工やサービス”には大きな違いがあるのです。


<著者紹介> 有限会社 創電  代表取締役 吉田 豊

愛知県豊橋市のオール電化と太陽光発電専門店の社長。豊富な施工経験があり「施工技術の高さ」に自信を持つ。行政(豊橋市、田原市など)との協力も緊密で、地元のお客さまから高い支持を得ている。
有限会社創電の詳細はこちら


※良い工事・悪い工事について
この原稿はあくまでも参考であり、どんな場合でも"正解"と言うわけではありません。
何が"良い工事"で、何が"悪い工事"かは、現場の状況を職人がどう判断したか、という点を抜きには決められないからです。また、予算に合わせる必要もあります。
お客さまの予算を考え、現場の状況に合わせた上で、"良い工事"が決まってくるのです。
お客さまに「どうしてここは、こうした方が良いのか」、「費用がかさんでしまう理由は何か」などを十分説明し理解して頂いた上で、お客さまが納得できる工事こそが一番の"良い工事"と言えます。

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