最近「オール電化!工事代金無料で設置します!」といった業者の話をよく聞くようになりました。
工事代金分を値引きするという意味だと思いますが、職人さんが半日掛けて設置作業をするわけですから、無料というわけにはいきません。頑張って施工した工事代が無料だなんて職人さんの耳に入ったら激怒するに違いありません。
しかし、最近のエアコンの工事がそうであるように下請け工事代を叩かれるだけ叩かれて、やむをえず手抜き工事に・・・なんてこともあるのではないでしょうか?
そのような、手抜き工事をなくすためにも読者の皆様には正しい知識を学んでいただきたき、工事の大切さを理解して欲しいと思っています。
さて、これまでエコキュートの配管の仕方や見栄えについて説明してきましたが、今回は配管材料の断熱処理について説明します。
エコキュートの配管材料は、
・ステンレス管
・銅管
・架橋ポリエチレン管
・ポリブデン管
・塩ビ管HTVP
・カキンホース
のいずれかが使われるケースがほとんどです。
この中で架橋ポリエチレン管、ポリブデン管、カキンホースは保温被覆が施されており、保温性の高い部材です。残りの銅管、塩ビ管、ステンレス管については保温性を高めるために断熱材を巻くことになります。
断熱材の巻き方は、それほど複雑ではありません。ただし、ケチったり、めんどくさがって配管の長さより短めに巻くとそこから放熱してしまい断熱材を巻く意味がなくなってしまったり、結露を引き起こし故障の原因になることもあるので注意が必要です。
また、配管は何年もすると、配管自身の重さや雨風の影響で最初の施工位置とずれてきます。それが原因で断熱材が機器の付け根の部分からずれてくることもあるので、少し余裕を持って巻いたほうがよいでしょう。
▲長さが足りないと放熱、結露の原因に
キャンバステープ(ビニールテープ)は、配管をまとめたり保温材の被覆を保護するために巻くテープですが、これにも巻き方があります。
キャンパステープには粘着タイプと非粘着タイプがあります。
粘着タイプは防水性に優れていますが、巻き直しがしにくく、しわになりやすいという弱点もあります。一方、非粘着タイプは防水性では劣るものの微調整がしやすく施工性が良いのが特徴です。
巻き方は、下から巻いていくのが一般的です。
理由は、上から巻くと雨が降ったときテープの継ぎ目から水がしみ込み、テープ、断熱材が劣化したり、銅管を使用している場合は青サビが出る原因になるからです。
ちょっとした点ですが、エコキュートの性能に大きな影響を与えますので注意しましょう。
▲キャンバステープ ▲下から巻いていく
![]() <著者紹介> 有限会社 創電 代表取締役 吉田 豊 愛知県豊橋市のオール電化と太陽光発電専門店の社長。豊富な施工経験があり「施工技術の高さ」に自信を持つ。行政(豊橋市、田原市など)との協力も緊密で、地元のお客さまから高い支持を得ている。 有限会社創電の詳細はこちら |
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