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第5回 「特性つかみ、ベストの選択を」

これまで4回にわけてエコキュートの配管について説明してきましたが、各配管の特性について表にまとめてみます。
現場の状況や掛けられるコストにより“ベスト”の選択は異なります。施工店と相談しながら工事を進める上で、知識として参考にしてください。

塩ビ管(HTVP) 長所 ・軽くて施工方法が簡単
短所 ・継ぎ手を溶かして接着するため、いったん付けると外せなくなる。
・凍結時の破損や水圧による破損の可能性がある。
・経年劣化で硬くなるので、温度変化による伸縮で割れやすくなることがある。
架橋ポリエチレン管 長所 ・施工が簡単なので工期の短縮が出来る。
・継ぎ手を使わないで目的の場所まで配管ができ、現場に合わせて自在な配管が可能。
・熱伝導率の低いフォームシートで被覆しているので保温性が良い。
・青と赤(耐熱性)に色分けしているので間違った配管を防げる。
・長尺管なので材料の無駄がない。
短所 ・継ぎ手の費用が高い。
・紫外線に弱い。
ステンレス鋼管 長所 ・多種多様な材料があり、選択の幅が広い。
・錆の心配がなく60年はもつので、RCは重量鉄骨の住居にも向いている。
・丈夫で欠損しにくい。
短所 ・費用が高い。
・専用の拡管機などが必要な場合もあり、道具や継ぎ手の費用が高くなる。
・途中に鋼管がある場合は、その部分の腐食進行が早くなる。
銅管(プリゾール) 長所 ・昔から使われている信頼がもてる部材。
・直角に配管できるので見た目に美しい配管が可能。
・錆びにくく、抗菌性にも優れている。
短所 ・電触で錆びる(青錆び)可能性がある。
カキンホース 長所 ・軽くて柔軟性、施工性が良く工期が短縮できる。
・保温性に優れている。
・保温材付の物もある。
短所 ・少し費用が高め。

 

             

    ▲塩ビ管      ▲架橋ポリエチレン管   ▲ステンレス鋼管

       

  ▲銅管(プリゾール)    ▲カキンホース(右側の写真は保温材付のもの)

      

 


<著者紹介> 有限会社 創電  代表取締役 吉田 豊

愛知県豊橋市のオール電化と太陽光発電専門店の社長。豊富な施工経験があり「施工技術の高さ」に自信を持つ。行政(豊橋市、田原市など)との協力も緊密で、地元のお客さまから高い支持を得ている。
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※良い工事・悪い工事について
この原稿はあくまでも参考であり、どんな場合でも"正解"と言うわけではありません。
何が"良い工事"で、何が"悪い工事"かは、現場の状況を職人がどう判断したか、という点を抜きには決められないからです。また、予算に合わせる必要もあります。
お客さまの予算を考え、現場の状況に合わせた上で、"良い工事"が決まってくるのです。
お客さまに「どうしてここは、こうした方が良いのか」、「費用がかさんでしまう理由は何か」などを十分説明し理解して頂いた上で、お客さまが納得できる工事こそが一番の"良い工事"と言えます。

 

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