「いま地球が危ない」?

2007年2月25日 コラム

 いま地球が危ない、環境を守ろう……最近はそんな言葉をよく耳にするようになりました。
 何日か前に爆笑問題が司会をしているテレビ番組でも、「地球が危ない」と連呼されていたのでちょっとひと言書きたくなりました。

 皆さんはこの言葉にちょっとした違和感を感じたことはありませんか?

 「地球が壊れそうだから、地球を守ってあげようよ」とでもいうような奇妙なニュアンスをそこに嗅ぎとってしまうのは考えすぎでしょうか?

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 竹中直人主演の《地球をダメにする50のかんたんな方法》(1992年)というドラマがあります。
 ドラマ自体はちょっと軽めのB級コメディ的な趣きで感動するようなものでもないのですが、ひとつ強い印象を残した言葉がありました。

 物語の終盤、環境保護に精を出しドタバタを繰り広げる面々に向かっておばあさんが次のようなセリフを叫びます。

《地球なんてちょっとやそっとで壊れるようなものじゃない、
 人間がいくら汚したって壊したって地球はびくともすることなく生き続けていくんだ、
 人間さまが全部いなくなったって地球がなくなることはないだろうよ、
 ただ汚したしっぺ返しを人間がくらうだけなんだ、
 だから地球を守ろうなんてそんな無礼な考え方をしちゃあいけない、
 地球が怒らないように人間は生きてくしかないんだよ。》

 確かこんなようなセリフだったように思います。
(うろ覚えですので正確にご存じの方いらっしゃれば教えてください。)

 まさしくいま危機に瀕しているのは、地球というよりもむしろ人間の方である、とぼくは思います。
 人間の行ってきた行為が回り回っていま、大きなしっぺ返しとなって襲いかかってきています。
 (地球=生命=人間と捉えるならば、地球が危ないと言おうが人間が危ないと言おうが同じことなのですが。)

 壊れようとしているのが人間ではなく地球だと感覚している限り、なにか他人事になってしまうような……そんな心配をしてしまう今日この頃です。

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地球温暖化の猛威

2007年2月10日 コラム

 ついに都心部は観測史上最も遅い初雪記録(2/10)を更新しそうな気配です。
 果たして本当に今年は雪が降るのでしょうか?
 暖冬もここまで著しいとただ事ではありません。

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 ところで、ネット上ですごい時計を発見しました。
 現在進行している砂漠化の驚くべきスピードを実感できます。
 なにはともあれご覧ください。

   砂漠化リアルタイムカウンター        
 
 
 
 

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なんという暖冬!

2007年1月18日 コラム

「寒さもずいぶん深まってまいりました」などと呑気なことを書いていたのは12月初めのこと。
 その後いっこうに寒さが深まらないため、前回書いた「スペシャル・ウォーム・ビズ」などすぐに取りやめてしまいました。
 営業で外回りが多いので、本当によく分かります。今年の冬の暖かさが。
 寒さに凍えて大変だった去年の一月を思いだすにつけ、地球温暖化の影響もここまで分かり易いのかと空恐ろしくなります。
 営業マンにとって暖かいのは助かるのですが、やっぱり冬は寒い方がいい!
 そう思う今日この頃です。

 ところで、地球温暖化が恐るべき危機をもたらしているということは、話題の映画「不都合な真実」でつぶさに明らかにされているようです。
 今日、書店に立ち寄りましたらこの映画の内容が書籍としても発売されていました。
 坂本龍一氏・小林武史氏・須藤元気氏らが紹介のコメントを寄せており、ぱらぱら見てみると写真・図解多数で実にわかりやすく温暖化のもたらしている現実がレポートされています。
 これはすごい、画期的な本だ! と感じました。
 これから読むのですが、ものすごく訴えかける力のある作品と思い期待しております。

  映画「不都合な真実」の予告編 baner_futugou_184x47.gif

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《カネで買えないもの》について 〜創業の理念にかえて

2006年12月8日 コラム

 日本グリーンエナジーは地球温暖化防止に貢献しうる企業を作りたい、との思いから創業されました。
 それはいわば、「カネで買えないものなんてある訳がない」などという迷言を生み出した現代日本に、新しい人間の形を提示したいという、少なからず切迫した思いからでもありました。
 
 もうちょっとわかりやすく言うなら、世の中今日の糧にも恵まれず苦しんでいる人たちがいるのに、富を謳歌し自家用ジェットを乗り回すような人物を「セレブ」やなんだともてはやすような世の中であっていいのか、資金のある人間こそが社会的不公正によってしわ寄せを受けている人々に「富」を還流すべきなのではないか、という思いです。

 《カネで買えないもの》など山ほど存在することは、音楽家や詩人、スポーツ選手に限らず、あらゆる人々にとってわかりきったことでしょう。
 しかし、「カネ」で買えるものがたくさんあるのもまた事実である以上、本当に買うべきものを買おうじゃないか、と思うのです。
 
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 「豊かな」日本に住んでいると、実感することさえ難しいものですが、地球温暖化をもひとつの要因として、世界では一年に約600万ha(九州と四国に相当)の土地が砂漠化しているといわれています。
 砂漠化とは、単に緑がなくなるという問題ではありません。
 それはきわめてシビアな旱魃(かんばつ)の問題であり、農作物の不作・牧草地の後退を経て農業可能地域が日に日に縮小するという問題です。
 そして、そうした環境の変化は、貧困や飢餓に苦しむ億単位の人々の生活にストレートな打撃を与えつづけています。
 そういう意味で、現にいまも進行している「環境破壊」とは、「人間の破壊」であることを忘れてはならないと思っています。

 日本グリーンエナジーは、たんに太陽光発電システムの普及にとどまらず、広い意味での環境破壊防止、環境の劣化によって著しくしわ寄せを受けている人々の生活自体の支援を、継続的かつ有効に行ってゆきたいと考えています。

オックスファム・ジャパンsupport_oxfam_green1.jpg への賛同・支援はその一環です。)

 いまはほんの小さな一歩でも、やがては大きな力になることを信じて!

* OXFAMとは? 
 1942年にイギリスで設立され、世界100カ国以上で活動する国際協力団体です。
 世界16の国・地域に拠点を置き、貧困を克服しようとする人びとを支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動しています。
 Thom Yorke(Radiohead)をはじめ、多くのアーティストも支持しています。

賛同アーティスト一覧:
Thom Yorke〔Radiohead〕
クリス・マーティン(Cold play)
マイケル・スタイプ(REM)
アラニス・モリセット
アントニオ・バンデラス(俳優)
コリン・ファース
など
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「スペシャル・ウォーム・ビズ」? パート2

コラム

 先日、あるお客さま(埼玉県さいたま市見沼区南中野在住)からよいことを聞きました。
 暖房費がびっくりするほど安くなるおトクな情報です。
 そちらのお家では灯油暖房を使用されていたのですが、昨冬思いたって、窓にいわゆる「梱包用ぷちぷちシート」を張りめぐらしてみたそうです。
 すると・・・
 例年ひと冬4〜5万はかかっていた灯油代が、なんと18,000円ですんだというのです!
 去年の冬は、寒さが厳しかったうえに灯油代もずいぶん値上がりし、「今年は灯油費がかさんで困るよ〜」とおっしゃていたお客さまが多かっただけに、びっくりしました。
 おそるべし、ぷちぷちシート。

 みなさんも、今年の冬「ぷちぷちウィンドウ」に挑戦してみてはいかがでしょう?
 

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「スペシャル・ウォーム・ビズ」

コラム

 寒さもずいぶん深まってまいりました。
 最近ちょっと太ったんじゃないの、と同僚にも言われがちな私ですが、実は秘密があるのです。
 スーツズボンの下になんと、ジャージを着こんでいるのです。
 暖房費削減のための見えない(?)努力です。
 ちょっと格好は悪いかもしれませんが、これで寒い外回りの備えも万全ですし、なにしろできる努力はやっておくにこしたことはありません。

 櫻井和寿氏も、「電気の無駄遣いはお金の無駄遣いと思っていたが、今は資源の無駄遣い、そして未来の無駄遣いだと考えるようになった」と言っておりました。
 (田中優氏との対談より)

 限りある資源は、大切にしていきたいものです。
 
 
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