more trees「木造仮設住宅を被災地に」

2011年8月7日 コラム

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今回は、音楽家・坂本龍一氏が主宰する森林保全団体“more trees”がスタートさせた被災地支援の取り組みについて、ご紹介したいと思います。

私たち日本グリーンエナジーが“more trees”の協賛法人(Seed Friend)となったのは、ちょうど2年前の今頃のことでした。
(その経緯につきましては、当時のコラムをご参照いただければ幸いです。)

その“more trees”が震災後、被災地支援プロジェクト「LIFE311」を立ち上げました。

「木造仮設住宅を被災地に」の標語を大きく掲げた、このプロジェクト。

仮設住宅の建設に、被災地周辺の地域産材を活用するばかりではなく、被災地に暮らす人達と共に作ることによって新たな雇用まで生みだそう、というのです。

震災前から「森林・林業日本一」を目指している岩手県住田町との協働で、すでに約100棟の仮設住宅が建設されたそうです。

先月には代表の坂本氏ご本人が現地を訪れ、仮設住宅に入居された方々と交流されている様子が、テレビでも報じられておりましたので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。

外部からの支援だけではなく「地域の力で地域を復興していくための支援」というねらいが、実に素晴らしいと思いました。

地元の木材を使い、地元の工務店が中心となり、それを側面から支援する。
豊かな東北の森林を適切に管理しながら、その過程で産みだされる木材を有効活用することによって、森を守り育て、同時に地域の活性化(=被災地の復興)にも結びつけていく…


とても“more trees”らしい、地に足のついた活動だと思います。

いかにも急づくりな、味気ない金属製のプレハブ小屋ではなく、
作り手の熱意と「木のぬくもり」が感じられる、心地よい家。
未曾有の災害でたいへんな苦難を体験された方々には、それが何よりの心の慰めになることでしょう。

そのうえ「地域経済の活性化」と「持続可能な森林保全」にも役立つというのですから、これは一石二鳥にも三鳥にもなる実に画期的な取り組みなのではないでしょうか。


さらに、厳しい冬の寒さに備えて、森の資源が燃料となる「ペレットストーブ」が設置されるそうです。

このストーブは、おが屑など製材時の副産物を圧縮成型した「木質ペレット」を燃料にするもの。
エネルギーの「地産地消」にもなり、焼却ごみの量を減らし、限りある化石燃料(石油・石炭等)を使わずに済む分、大変「環境にやさしい」暖房器具だと言えます。


こういったエネルギー利用のかたち、いわゆる「木質系バイオマス燃料」(※注)が今後さらに普及してゆけば、国内の林業が大いに活性化されるものと期待されています。
また、日本は現在、燃料の大半を輸入に頼っていますから、木質系バイオマスの利用促進は「エネルギー自給率」の向上にもつながります。
危険きわまりない原子力に頼らなくてもよい社会をつくっていくためにも、とても大事なことだと思います。

“more trees”による木造仮設住宅は1棟あたり約300万円、100棟で3億円の費用がかかるそうで、「LIFE311」の公式サイトでは現在も寄付を受けつけております。
少額ではありますが、わが社も支援させて頂きました。

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また、坂本氏は他にも「こどもの音楽再生基金」を立ちあげ、被災された学校の楽器修理や再購入補助を行うなど、様々な支援活動に取り組んでいらっしゃるようですね。

      こどもの音楽再生基金

今後も日本グリーンエナジーは“more trees”への支援を通じて、微力ながら被災地の復興支援に努めていきたいと思っております。


(※注)
「バイオマス燃料」とは、簡単に言えば「生物から作る燃料」のこと。(厳密には「生物由来の有機性資源のうち、化石燃料以外のもの」を指します。)
基本的には、太陽エネルギーによる光合成および生物活動によって生産されるエネルギー源ですから、石油のように枯渇する心配もなく、再生可能・持続可能な資源です。
つまり、限りある資源を浪費することなく「育てることのできる資源」を活用するのが「バイオマス燃料」なのです。
また、二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化の防止にも役立つと考えられています。
無論、燃やせば二酸化炭素も出るわけですが、バイオマスの原料である植物は、燃料になる前の成長の過程において、すでに大気から二酸化炭素を吸収しています。前もって二酸化炭素を減らしているため、燃焼し二酸化炭素を排出しても地球上の二酸化炭素量を増やすことはない、というわけです。
この特性は、カーボン・ニュートラル(炭素中立性)と呼ばれています。



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新しい時代のエネルギーとは?

2011年7月16日 コラム

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昨日ご紹介したニュースに関連して、なかなか興味深い会合が開催されておりますので、遅ればせながらちょっとご紹介させて頂きます。

もう1ヶ月ほど前のことになりますが、6月12日、
自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」
なる会合が開催されました。

首相官邸にて行われたこの「懇談会」。
次の五氏出席のもと、積極的な意見交換がなされました。

「ap bank Fund for Japan」の代表理事である小林武史氏。
サッカー日本代表の前監督、岡田武史氏。
環境ジャーナリストの枝廣淳子氏。
そして、ソフトバンク社長の孫正義氏。
さらには、音楽家の坂本龍一氏がビデオ参加。


このようになかなか豪華な顔ぶれであったにも関わらず、この懇談会の内容はあまり大々的には報道されなかったようです。
そこで、貴重な各氏の発言の一部を、ここで簡単にご紹介しておきます!

まずは、私たち日本グリーンエナジーが微力ながら協賛法人となっている「more trees」の代表も務めておられる坂本氏の発言から。

坂本龍一氏
「原子力っていうのは核を使ったエネルギーですから、核兵器も原発も同じ技術な訳ですよね。
これを動かしてしまったという事は、ぼくは『パンドラの箱』だと思います。」
「危険な原子力というエネルギーに私達は依拠するのではなくて、殆ど無尽蔵とも言える太陽から来るエネルギーに依拠して、国のエネルギー政策を抜本的に変えていくべきだと思います。
幸いにして我が国日本にはそのような技術もあります。もう、技術は出そろっているわけですから。いまはただ、やっていないだけですね。
やれば必ずできます。」
「原発のように大きな発電所があって、それをケーブルで、電線で、遠いところまで持って行くというのは本当に非効率的なやり方ですよね。
コミュニティー、コミュニティーに自給的にエネルギーを供給する事が出来て、それをインターネットのようにネットワークで結んでいけば、もっとリスクの少ない安上がりなエネルギーの供給の仕方が出来ると思うんです。」


小林武史氏
「今までのような消費型の社会じゃなくて、循環型の社会になっていかなければならないんじゃないかと考えています。」
「一人一人の市民として選んでいくことができる自然エネルギーを中心とした新たな社会作りを、これからの世界において、そして震災後の日本からスタートさせるべきではないでしょうか。
そのためにも、国の方針としてなんとか電力買い取り制度・送電線の問題などクリアすることで、自然エネルギーを我々が使えるような道筋を作っていってほしいなと思っております。」


岡田武史氏
「再生可能エネルギーを2050年までに50%にする、という政策提言をする『GEIN』という任意団体をやってるんですけど、それが本当にできるのかわからないですけれど、全力で取り組まないと子ども達に申し訳ないんじゃないか、という気がしています。」
「自然エネルギーってのはどうしても分散型にならざるをえないですし、ということは一人一人国民が参加してゆくことになる。組織的に言うとそういう組織の方が絶対に強いんですよ。
人間の体も新しい細胞と古い細胞が融合するのに、いちいち脳は命令していない。脳は色んなコントロールはしてるんだけど、細胞同士が横の折り合いをつけてうまくやっている。
サッカーのチームでも、監督がすべてコントロールしてるチームってある程度はいくんですけど、そこから上ってなかなか行かないんですよね。選手同士が折り合いをつけて判断してゆく。当然、監督がいないと脳がないと人間死ぬようにダメなんですけど。
それを自然エネルギーで考えると、それぞれの国民、企業、民間が折り合いをなしてゆく。その時に、上が枠組みだけは作ってやんないと、どれだけ折り合いをなしていっても、脳が拒否すると細胞が死んでしまう。」


代表監督の時とは比較にならないほど、流暢かつ熱のこもった語り口に少々驚かされました!

「懇談会」の詳細はこちらをご覧ください!
YouTube - 自然エネルギーに関する 「総理・有識者オープン懇談会」

このように、自然エネルギーについての熱い議論が交わされたわけですが、その内容もさることながら、この懇談会の模様はすべてインターネットで生中継されるという初の試みで、注目を集めました。

なんと6万人以上(!)の方がライブ参加。
ツイッターで自由に意見できるスタイルが取られたそうです。


このこともまた、「分散型」エネルギーを志向する会合の趣旨にぴったりで画期的だなあと思わされました。

思えば、住宅用太陽光発電は「中央集権的」ではない「分散型」エネルギーの最たるものです。
新しいこれからの時代のエネルギーのより良い普及に引き続き励んでいこう、という思いを新たにいたしました。

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歴史的な「脱原発」宣言!

2011年7月15日 コラム

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梅雨も明けて、いよいよ夏本番。
暑さも本格化してまいりましたね!


さて、今週7月13日は日本の「自然エネルギー」の将来にとって、たいへん意義深いニュースが相次いだ一日でした。

まず、孫正義ソフトバンク社長が主導して発足させた政策提言団体「自然エネルギー協議会」の第1回総会が開かれました。
(35道府県が参加)

全国の自治体と共同して大規模太陽光発電(メガソーラー)事業に乗り出すことを先月すでに発表していた孫社長ですが、全国10数ヶ所に設ける予定のメガソーラー計画の手始めとして、北海道帯広市での実験プラント建設に年内着工する考えが明らかにされました。
(この実験プラントでは、メーカー各社の太陽光発電システムの性能比較や発電効率・コスト等の調査をおこない、今後の事業運営の参考とされるようです。)

震災後、原発の危険性を思い知り、私財10億円を投じての「自然エネルギー財団」設立を表明するなど、自然エネルギー推進のために先頭に立ってきた孫さんの行動力には、本当に頭が下がります。

* ちなみに、我が埼玉県でもこの「メガソーラー計画」に参加する方針がいち早く打ち出されております。
 なんでも県内に50ヘクタールの用地を確保する予定だそうです。



さらに、この日の夕方には、菅首相がついに!
「原発に依存しない社会の実現」を目指すことを正式表明しました。
(福島原発事故から4ヶ月を経て、ようやくの感もございますが...)

震災対応等をめぐって評判のあまりかんばしくない首相ではありますが、一国の長が
「原子力事故のリスクの大きさを考えると、もはや律することができない技術だと痛感しました」
と率直に吐露されたのは、ある意味で画期的なことに思えました。

太陽光発電の普及による温暖化防止・「自然エネルギー」社会への転換の一助となりたい、との思いから創業した私どもといたしましては、
歴代首相で初めての(まさに歴史的な)「脱原発」宣言
を聞くことができたことを、実に感慨深く思います。

見苦しい「政権延命策」に過ぎない等といった批判の声も一部あるようですが、
原子力から自然エネルギーへの転換は、「環境先進国」ドイツをはじめとして、世界中でいま確かに始まっている大きな潮流だと思います。

きっと様々な政治的な問題による紆余曲折があることでしょう。
しかし、たとえ今後どんな政権に変わろうとも、この流れが頓挫し後戻りしてしまわぬことを祈るばかりです。

そして、この日が再生可能な「自然エネルギー」を中心とした「持続可能な社会」への貴重な「第一歩」となることを、心から願わずにはいられません。

 
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よくあるご質問『停電の時にも普段通り電気が使えるの?』

2011年4月8日 コラム

                                                             person_0185.gif 東京電力による「計画停電」の実施以降、非常に多く頂いているお問い合わせがタイトルのものです。

 太陽光発電があれば、停電の時にも普段通り電気が使えるの?

とくに夏場の「計画停電」によって冷房が使えなくなることを心配されてのご質問が、いま急速に増えております。

しかし。
残念ながら、普段通りに電気をお使い頂くことはできません。。。
と申しますのも、停電時に太陽光発電システムをご利用頂くためには、「自立運転」への切り替えが必要なのです。
つまり、普段とは異なり非常用のコンセントから電源をおとり頂く形になりますので、通常のようにお家のすべての電化製品がご使用頂ける訳ではないのです。

* コンセントから電源をとった電化製品のみのご使用となります。
 (最大1,500Wまで)
 エアコン・オーブンレンジなど大容量の機器のご使用には不向きです。
 どうぞご注意ください!


とはいえ、携帯電話の充電やポットでお湯を沸かしたりテレビをご覧頂くこともできますので、いざという時・災害時には非常に心強い味方になることは間違いありません!

どんな電化製品がご利用可能か、は次の資料が目安になると思います。
分かりやすくまとめられておりますので、ご参考としてみてください。

  賢い太陽光発電の使い方(環境省) 

また、太陽光発電で「自家発電」できるお家が増えれば、東京電力から購入する電気の量が減りますから、「計画停電」自体を減らすことに多少なりとも貢献できるかもしれません。

そんなより良い明日につながる《希望》を見いだせるのが、太陽光発電システムの良さだと思います。

「原子力依存」というよりはむしろ「原子力優先」を構造化してきた日本のエネルギー供給が大きな岐路に立たされている今、太陽光発電をはじめとした「自然エネルギー」の素晴らしさを今一度かみしめて頂きたい、そう考えております。




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『フォレスト・サポーターズ』になりました!

2010年2月6日 コラム

 先日お知らせしましたとおり、地球温暖化防止のための国民的運動「チャレンジ25キャンペーン」に参加し「企業・団体チャレンジャー」となった私たち日本グリーンエナジーですが、昨年より『フォレスト・サポーターズ』にも参加登録しておりますので、あわせてご報告いたします。

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 「国際婦人年」「国際児童年」から、果ては「国際ジャガイモ年」にいたるまで……国連総会において決議される「国際年」には実に様々なものがありますが、今年がいったい何の年か、皆さんはご存知でしょうか?

 じつは、今年2010年は「国際生物多様性年」と定められています。
 温暖化・環境破壊の深刻さが毎日のようにニュースをにぎわす昨今、生態系を保全し「生物多様性」を守ってくれる「森林」への期待はますます高まっていると言っていいでしょう。
 もちろんCO2削減の観点からも「森林」の役割はきわめて重要です。
 そんな「森林」のかけがえのない力を取り戻すために、2008年より始められた「美しい森林づくり推進国民運動」『フォレスト・サポーターズ』です。

* こちらは農林水産省が主体となり、幅広い民間の方々・団体が「サポーター」として参加し展開されている「国民運動」です。
 「伝えたい木の文化、残したい美しい森林」をキャッチフレーズに、日本の森林に「元気を取り戻す」ため、(※1)「4つのアクション」を呼びかけています。


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詳細はこちらをご参照ください!
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 この公式サイトでは、著名な「フォレスト・サポーター」の方々が数多く紹介されています。(たとえば、次のような方々です。敬称略)

▲坂本龍一(音楽家), 竹下景子(俳優), 吉本多香美(女優), 黒谷友香(女優), 貫地谷しほり(女優), 武田双雲(書道家), 須藤元気(元格闘家、作家), 納谷幸喜・芳子(第48代横綱大鵬夫妻), 中西哲生(スポーツジャーナリスト), 草野満代(フリーアナウンサー)ほか多数

また、「サポーター」の方々からのメッセージも寄せられておりますので、一部ご紹介いたしましょう。

野口 健(アルピニスト)
 ━━━━━━━━━━━━━━━━■
ヒマラヤでは地球温暖化により氷河が融解し、氷河の巨大な湖が拡大を続けてる。ヒマラヤの人々は地球温暖化の原因であるCO2をほとんど排出していないにもかかわらず、氷河湖の決壊におびえている。先進国の人間として何ができるのか。森づくりをはじめコツコツと取り組んでいきたい。

菅原 文太(俳優、農業者)
━━━━━━━━━━━━━━━━■
右の耳で森のうめきを聞き、左の耳で森の喜びを聞こう。

立松和平(小説家)
━━━━━━━━━━━━━━━━■
一本一本植えると、自分の心に木を植えているような気がします。森ができると、自分の心の中にも深い森ができるのです。

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 俳優の菅原文太さん(農業者でもあるそうです)の言葉が実に詩的で奥深く、まさしく「森」のような豊饒さを内包した名文であるよなあーと大いに感銘を受けましたので、転載させて頂きました。
 また、立松和平さんの言葉もたいへん印象的で、しみじみと胸に沁みこんでくるものでした。
 「森のうめき」と「森の喜び」の声に耳を澄ましながら、私の心にもまた、深く豊かに生い茂る「森」を育んでいきたいものだと感じました。

 そして、太陽光発電システムのより良い普及をつうじた「自然エネルギー社会」の実現に向けて、より一層の努力を積みかさねていくことを誓い、『フォレスト・サポーターズ』の一員となった次第です。
 私たちは、大地に小さな苗木を一本一本植えていくように、日本の(埼玉の)屋根に太陽電池パネルを一枚一枚ていねいに設置してまいりたいと考えております。

 ちなみに、2011年は「国際森林年」となっているようです。
 かけがえのない森、豊かな緑を次の世代へと受け継いでいくために、あなたも何か始めてみませんか?


(※1)
 残念ながら日本の森林では、「林業の採算性」の問題や「山村の過疎化」等の事情により、本来あるべき「植える→育てる→収穫する」という循環が次第に崩れ、健全な森林としての機能がいちじるしく低下してしまっているのが現状です。
 森林がその本来の力を回復するためには、多くの人々が積極的に森に関わり、適切な手入れを行ないながら、「間伐材」を有効活用し、林業・山村を活性化させていかなければなりません。

 とはいえ、あまりこむずかしく考える必要はないのです。
 草木に触れ、自然に親しみ、森林について学びながら、多彩な形で森づくりの輪をひろげてゆく……それがやがては森を再生させる大きな力になっていく。だから、身近なことから、できることから始めてみよう! というのが『フォレスト・サポーターズ』の基本的な考え方なのだと思います。

 林業にたずさわる人や山村に暮らす人だけではなく、都市に暮らす人や企業・団体までもが相集い、互いに手をたずさえて森林をサポートしていくためのプラットフォーム。森を元気にするための「4つのアクション」を呼びかけながら、幅広い人たちの参画・協同を推進してゆく一大ムーヴメント。それが『フォレスト・サポーターズ』なのだと言えましょう。



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「チャレンジ25キャンペーン」の「チャレンジャー」登録をいたしました!

2010年1月22日 コラム, 時事・季節のご挨拶

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 私たち日本グリーンエナジーは、このたび「チャレンジ25キャンペーン」に参加し、「企業・団体チャレンジャー」となりましたので、ご報告いたします。

 ところで、この「チャレンジ25」という耳慣れない団体名、皆さんはご存知でしょうか? 「25」という数字にちょっとピンときた方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 じつはこの「チャレンジ25キャンペーン」とは、かの有名な(?)「チーム・マイナス6%」が発展・進化を遂げた団体名称なのです。

 「チーム・マイナス6%」とは、皆さんご存知のように「京都議定書」における温室効果ガス削減目標=「1990年比マイナス6%」を掲げたプロジェクトでした。
 しかし昨年9月、鳩山首相が「国連気候変動サミット」において、その削減目標の大幅な引きあげを表明して(2020年までに1990年比25%削減)、各国の代表から拍手喝采を浴びたというニュースは、皆様のご記憶にも新しいことと思います。

 これを受けて、ついに「チーム・マイナス6%」は「チャレンジ25キャンペーン」として生まれ変わり(本年1月14日より)、地球温暖化防止のための「新しい国民運動」を展開していくことになったのです。

 ※ 詳細はこちらをご参照ください。
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 私たちは以前より「チーム・マイナス6%」に参加してまいりました。
 このたび、「チャレンジ25キャンペーン」のご案内を頂き、案内文にあった「地球温暖化という人類の生存に関わる脅威」という強い危機意識に大いに共感いたしました。
 また、「オフィスや家庭などにおいて実践できるCO2削減に向けた具体的な行動」を提案するキャンペーンの趣旨にも賛同し、少しでも貢献していきたいと考えました。
 そこで私たちは、CO2排出削減に努める「企業・団体チャレンジャー」としての参加手続きをさっそく済ませた次第です。

 実現がとても困難だった「6%」から、さらに「25%」へと目標があがるわけですから、よりいっそうの努力を より多くの人々が手を取り合い、行っていかなければならないと思います。

 たとえば、サッカー日本代表の岡田監督が掲げる「ワールドカップベスト4」という目標にたいして、「そんなのできっこないよ」と言うのは簡単なことでしょう。
 しかし、たとえ実現困難に思えたとしても、明確な目標を持ちそれに向かって「本気で」努力をしないかぎり、現実を変えることなどできないということだけは、確かなことだと思います。(「岡田ジャパン」を支持するかどうかは別として)

 私たち日本グリーンエナジーは、微力ながら温室効果ガスの削減・「地球温暖化」防止に向けて、「本気で」着実なチャレンジを継続してまいりたいと考えております。
 今後ともよろしくお願い申し上げます。



 
 
 
 
 
 
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日本グリーンエナジーが“more trees”の法人サポーターに!

2009年7月17日 コラム

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私たち日本グリーンエナジーは、このたび“more trees(モア・トゥリーズ)”の「法人サポーター」となりましたのでお知らせいたします。

“more trees”とは、音楽家・坂本龍一氏が代表となって設立された団体で、森林整備・植林による「CO2の吸収源としての森の再生」を柱として「カーボン・オフセット(※1)」(CO2の相殺)を推進していくために様々な活動を展開している一般社団法人です。

その名のとおり「もっと木を!」と呼びかけながら「木をふやし、健全な森をふやし、森が吸収するCO2をふやすことを、また森が本来抱えている保水力や生物多様性をはぐくむ力を回復することを、さらには森や水や太陽のめぐみに由来する自然エネルギーに依拠する社会の実現にむかうことを」目指してもいます。

(※1) なお「カーボン・オフセット」とは、自分が排出したCO2(carbondioxide)=二酸化炭素を何らかの方法で埋め合わせ、相殺=オフセットすることです。
旅客機の搭乗者が飛行中のCO2排出量相当の金額をオフセット事業(植林やクリーン・エネルギー、バイオ燃料の開発事業)へ寄付すること等がそれにあたります。


また、坂本龍一氏の設立趣旨によれば「化石燃料や原子力に替わり、太陽由来の自然エネルギーに依拠する社会に速やかに移行するため努力することを啓蒙、推奨し、その具体的なビジョンを提示したい」とのこと。太陽光発電のより良き普及につとめている私たちとしましても、実に重要な問題提起をされている団体だと考えています。

このような“more trees”の理念と活動内容に大いに共鳴した私たちは「法人サポーター(※2)」という形で、微力ながら支援させていただくことになった次第です。


(※2) ちなみに“more trees”では「法人サポーター」のひとつを“seed friend”と名付けられているようです。
和訳するなら「種子の友」。今ふうに言えば「タネトモ」でしょうか?
いずれにしろ「森の再生」を目指す団体にふさわしいネーミングだと思いました。


急速な森林破壊が進み、地球温暖化(=地球高温化)がいっそう深刻さを増している現在、このような取り組みが開始されたことには大きな意義があると私たちは考えています。

“more trees”は同じ地球にお住まいの全ての皆さんに知っておいてほしい団体です。
今後の“more trees”の活動に是非ともご注目ください!


 
 more trees(モア・トゥリーズ) ホームページはこちら
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* “more trees”は坂本龍一, 桑原茂一, 細野晴臣, 高橋幸宏, 中沢新一の各氏が発起人となって2007年7月に設立され、各界から既に142名もの賛同人が名乗りをあげておられます。(2009年7月現在)
主な賛同人の方々は以下のとおりです。


●賛同人のみなさん(敬称略)
大貫妙子, 櫻井和寿, 小林武史, 岡本真夜, 元ちとせ ,ショーン・レノン, サエキけんぞう, 田村淳,佐野史郎, 松尾貴史, 吉本多香美, 成宮寛貴, 内田也哉子, 村上龍, 田中優, 天野祐吉, リリー・フランキー, しりあがり寿, 広河隆一, 森住卓, 鎌仲ひとみ, ピーター・バラカン, 田中泯, 中田英寿, 見城徹, 川田龍平,武田双雲 ほか多数


私たち日本グリーンエナジーは“more trees”の活動が順調に実を結び、その輪が着実に広がっていくことを願っています。




 


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ありがとうございます!

2007年11月29日 コラム

 おかげさまで今月も「オール電化JP」施工店アクセスランキング全国首位になりました!
(全国の698登録店中の一位)

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 やはりこれまで地道に積み重ねてきた成果がでてきたようで、頑張りがいがあります。
 本ページでは初披露ですが、じつは今話題?のmixiでもコツコツ情報提供してまいりました。
 太陽光発電・オール電化について、もっとオープンに情報交換し分かりやすくしてゆきたい、そんな思いで当社mixi担当が「知りたい太陽光発電・オール電化」 (http://mixi.jp/view_community.pl?id=1886806)というコミュニティを運営し、さまざまに情報発信しております。
 機会があれば、ぜひそちらも一度のぞいてみてくださいね。


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Bank Band 「はるまついぶき」を待つ

2007年8月30日 コラム

j0080s.jpg  Bank Band二曲目のオリジナルソングとなる「はるまついぶき」の完成が8月29日、ついに発表されましたね。
 今年のap bank fesに参加しそびれた者としては、とても楽しみなニュースです。

小林武史氏コメント
櫻井和寿氏コメント

 小林氏のコメントを見ると、この曲の「誕生秘話」が紹介されていて、とても心に迫るものがありました。フェスの台風接近による中止や、新潟地震被災地への支援の体験を経て、それがひとつの曲へと昇華していったようです。「to U」のようにスケールの大きな曲が想像されます。

 《資金の流れを変えることによって社会を変えていく》というap bankや未来バンクの考え方に深く共感し、いつも応援しています。 (というより、いつも励まされています。)
 私たちの事業も形は違えど目指しているものは同じだと考えています。
 「はるをまつ」気持ちも、きっと同じです。
 
 
 
 
 

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ap bank fes’07 チケット ついに入手!

2007年6月23日 コラム

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 今年で三年目となるapbank fesに、わが社を代表して2名がこのたび参加できる運びとなりました。
 社員の総力で先行予約に応募してきましたが、連戦連敗…
 やはりむずかしいのか、と諦めムードも漂ってはいましたが、昨日ついに2枚手にいれることができました!
 素晴らしい空間でapbankの音楽と思想に触れ、これからの生きるエネルギーにしていきたいと思います。
 
 他にもまだたくさん申し込んでありますので、チケットが余った暁にはお世話になった皆さんにお譲りしたいと考えております。
 
*apbankとは  (以下、HPより抜粋引用)
 2003年、小林武史、櫻井和寿の2名に、「Artists’ Power」の発起人でもある坂本龍一氏を加えた3名が自己責任のもとで拠出したお金をもとにして、「可能性ある新しい未来をつくろうとしている環境プロジェクトに融資を行う」という目的で設立されたもの。
 普通のバンクではなく、自然エネルギー、省エネルギーなど環境に関するさまざまなプロジェクトに融資をする非営利組織。

 
 
 付記:
 みなさんご存じのように、ap bank fes'07の初日・二日目は「史上最大規模」の台風接近のため中止となりました。
 私たちのチケットは二日目だったため、残念ながらぎりぎりで「落選組」となった次第です。
 「自然の猛威」のまえでは人間はひたすらか弱い存在だなあとか、もはや誰ひとり災害の傍観者ではありえないのだなあ、などと行き場のない気持ちの整理がてら、もろもろ考えさせられた出来事でした。
 来年こそは!
 

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