白熱球からLED電球へ。消費電力、交換手間などからして、この流れは強まるばかり。

ただし照明器具によっては、その形状から無理な場合があります。 それはダウンライトで引っ掛かることが多いのではないかと思います。

例えば、相手のダウンライトが一般形LED電球仕様のダウンライトでソケットが横や斜めになっているもの。私も長さが収まらずにあきらめたことがあります。

そして今回ぶちあたったのは、レフ球形LED電球仕様で奥行が深すぎてソケットの接点にに口金の先が届かないもの。 初めは同じレフ球形であれば届いて当然と、意気揚々とお伺いしたのですがあえなく撃沈でした。その日は後日にお願いして早々と退散させていただきました。

閉店後落ち着いてなにかいいものないのかなと、インターネットで探りをいれると、これいけるかもの継ぎ足しソケットがみつかりました。

一般的に電球の口金サイズはE26口、E17口、E12口の3種類。異型アダプタは私もいままで使った経験があります。これも結果的に継ぎ足される感じにはなりますが、今回のようなただ単純に継ぎ足す同径同士の需要は少なく、そんなものないだろうと思い込んでいました。

探してみるものです。白熱球盛んな頃はいろんな要望があって、そのひとつだったのでしょう。調べると以前は「ナショナル(パナソニック)」でも同様のものをつくっていたようです。

今回世話になったのは、「OHM」製。滋賀県電気商業組合をとおしての安心なお付き合いをしています。

近頃は「パナソニッック」初め大手メーカーが採算重視で、何から何まで網羅して品揃えすろということはなくなりましたので、「OHM」は家電小物で地味な名脇役的存在になっており、当店は大変助かっています。

そして今回も、「OHM」E26口継ぎ足しソケットHS-L2626SADに救われました。ありがとうございます。

結果は奥深いダウンライトに対し、レフ球形LED電球を継ぎ足しソケットでさらに足長にしてセッティング、これでOKです。

お客様には球切れの手間だけでなく、一部屋に100Wのレフ白熱球が13ヶもついていたのでそこから出る熱が治まることによりいままでにない涼しい夏を迎えられそうとお喜びびいただけました、とさ。目出度し目出度し。  y.terai