「わたしにもやさしくしろ」 ってか
はぴeマスター 2011年6月30日
夕刻、店じまいをし終わったところで、
年配のご婦人が入り口前で何やらおっしゃっている。
店先まで出てみると道を尋ねられた。
「金田町5丁目にはどう行けばいいんでしょう」
“ずいぶん遠いな” 道順を教えようとしたがお耳がだいぶん遠いようだ、
“困ったぞ”
「どうされましたか」と耳元で大きな声で尋ねてみた、
病院を探してきたのだが、見当たらず道に迷ってしまったとのことだった。
歩いてなら大変だと思って 「ここまで歩いてきたのですか」 と尋ねると、
自転車だと言って3輪自転車を指差した。
とても2輪自転車には乗れないだろう方だったので納得したのだが、
それでもここからだと大変だし、帰り着くまでには暗くなってしまう。
「この道をまっすぐ行って、最初の信号を右に曲がって、2つ目の信号を左に曲がって・・・」
とても無理だろうと息子の方を見ると
『送っていこうか』
「そうしたってくれるか」
で、ご婦人に 「近くまで車で送ります」
「自転車があるので・・・」
「自転車も乗せて送ります」
不安そうな顔が恐縮そうな顔になった。
夕飯時に、当家の愚妻 「あんたら二人やさしいね・・・!」
お褒めとも嫌味ともとれる微妙な言い回し・・・。
気のせいか・・・(^)o(^)