今年最終の太陽光発電工事
スタッフブログ 2009年12月28日一般の住宅の太陽光発電の施工では切り妻、寄棟などの形状の違いはありますが、おおむね傾斜屋根に設置することが多く、今日のような陸屋根は少ないケースといえます。
昨日のような切り妻でスレート瓦のお家だと施工上ほとんど問題なく、スムースに工程が進みますが、陸屋根はそうもいきません。
平面に設置するわけなので、太陽光が効率よくあたるように10度~30くらいの傾斜をつける架台が必要になるので、下記の写真のようにモジュールが飛行機の翼のようになって風があたると揚力が発生するため飛ばされないようにする必要があります。

そのために架台は陸屋根面にしっかりと設置することになりますが、工法も様々で基礎を設けたり、架台ベースをアンカーボルトで直接固定したりしますが、防水面の問題や、荷重の負担などの強度計算からシステムの設計、工法の選択などが重要になるのは言うまでもありません。
今回の場合は陸屋根といっても木造住宅のベランダへ設置するのでアンカー方式や基礎を設置することができず、メーカー(三洋電機)の10年保証に認定してもらえる基準に沿って特殊な架台を特注、自作してもらいました。
↓こちらがその図面です。風の影響をできるだけ受けず、構造物への荷重負担が少ない工法です。

ですので今回の工事は産業用など、陸屋根の施工が豊富な業者に工事を請け負ってもらいました。

↓ほぼ南向きの広いベランダ。構造物への負担軽減と風の影響を受けにくい特殊架台を使用。

モジュールの傾斜角度は10度で、この工法は折半屋根などへ設置するときによく採用する工法らしいです。
↓4,5寸勾配の屋根に6枚、ベランダに8枚、合計で2,94kwのシステムです。メーターは検針の要らない最新型でした。

工事はメーカーの認証が必要なのは言うまでもありませんが、各メーカーの基準を満たした工法や材料の選択を間違うと、10年保証は出ませんのでお気を付けください。
メーカーの認証IDを持っている業者なら安心、と思ったら大間違いで、たとえIDを持っている業者でも施工の方法を誤ったり熟度が低ければ10年保証が出ないことも十分にあることです。
メーカーの認証IDなどは2泊3日の研修で誰でも取れるのですから・・・《但し、今は研修そのものが少ないですが・・・》
また、屋根の状況次第ではモジュールの設置を認めない(メーカーが)場合もありますので、こちらの方も気を付けてください。
本年最後の太陽光発電の工事でしたが、こちらのお客様もたいへんお待たせして申し訳ありませんでした。一言のご苦情もなく、それだけに心苦しく思っていました。
また、太陽光以外の事でもお役にたつことがありましたらよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。本当にありがとうございました。
平成21年12月26日

