捨てられない電気温水器・・・
スタッフブログ 2012年12月26日弊社ホームページをご覧いただきまして誠にありがとうございます
とあるマンションから電気温水器の修理のご依頼があって駆け付けました。
築35年だという分譲マンションで使われていた電気温水器。
ご存知の方には懐かしい三菱電機製の電気温水器、GRE-3712という型番の製品です。
↓見かけなくなってから久しい温水器。恐らく設置から25年以上は経っているでしょう。
『お湯が出ないので困ってる・・・』とのお申し出から早速点検してみると、お湯を沸かす為に重要なヒータが腐食の為に漏電していました。
但し、交換部品があれば修理で済むのですが、とうの昔に廃番になっています。
仕方なく新しい電気温水器へ交換ということになりましたが、施主様も 『長い事使ってきたからなァ・・・さすがに年貢の納めどきやわ・・・』とすでに観念されていたご様子でした。
↓取替工事中。グラスライニング缶体は重くて搬出に少し手間取りました。
↓新しい温水器も三菱製。最近ではエコキュートへ買い替える方も増えてきましたが、マンションの現状設備ではとても叶いません。
私がこの仕事を初めてから来年で26年になります。当初は電気温水器のメンテナンスや販売、施工が主だったことから、このような古い製品を見ると当時のことが懐かしく想い出され、また感慨深いものがあります。
今では電気給湯器といえばエコキュートということになっているし、いずれ電気温水器は市場から消えていく、というような寂しい噂も知っています。
通常、撤去した古い温水器は廃棄するだけですが、創業当初のことが偲ばれるGRE-3712だけに、どうしても捨てるには忍びなく、とうとう当社倉庫に保管しておくことに決めました。
↓当社倉庫に保管された電気温水器、GRE-3712。これまでご苦労さまでした。ゆっくりとお休みください。
平成24年12月26日