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株式会社ポラリス(かとちゃんでんき)

 代表者: 加藤 哲雄さん
 住 所: 新潟県長岡市花園1−1−8
 電 話: 0258-31-2150
 
 

安心の自社施工で、地域のオール電化はお任せを

写真クリックで拡大 ▲安心の自社施工です。
▲雪が積もらないように、  貯湯タンクを壁材で囲って  屋根を付けた施工例。
▲店舗外観

株式会社ポラリスは「かとちゃんでんき」の屋号で地域に親しまれている、まちの電気屋さん。 家電販売に加えて、リフォームや新築時の電気工事も得意としています。2007年ころから本格的に取り扱いを始めたオール電化でも着実に実績を重ね、2007年8月には東北電力電化普及協力店「エルパルショップ」として認定されました。 地域のオール電化に取り組む「かとちゃん」こと加藤哲雄社長にお話をうかがいました。

──2009年の今年で創業10周年。オール電化に取り組み始めたきっかけは?

加藤: 当社は2006年5月まで、男性私1人と女性2人でやってきた会社で、創業当時からリフォーム時の電気工事なども手掛けていました。 IHクッキングヒーターは6〜7年前から販売していますが、もともと家電販売100%ではない、電気工事が得意の電気屋です。そこへ営業ができる社員と水道工事の技術を持つ社員が入社して、エコキュートの取り付け工事を自社でできるようになったのが、オール電化に本格的に取り組むことになった、きっかけの一つです。 2011年のテレビ電波デジタル化に向けて、地デジ対応テレビをはじめとする家電販売は順調だし、電気工事のほうも特に中越地震後の1年は新築が多くて毎日工事に追われているほどでした。でも先々を考えて、メーカー側からの呼び掛けもありましたし、オール電化という新しい商材を扱い始めることにしました。

──2004年の新潟県中越地震では、この地域も被災したのですか。

加藤: はい。電気、ガスは止まりました。この辺りは、電気は地震から3日目くらいに復旧したけれど、ガスが使えるようになったのは2週間後くらい。 2006年に、うちで最初にエコキュートを販売・施工したお客様も「災害時にガスの復旧は時間がかかるから」とおっしゃって、給湯器が壊れたのを機にオール電化を選択されました。

──オール電化に関わる工事は自社施工で?

加藤: エコキュートの機器を置く基礎工事は左官屋にお願いしますが、その他の部分はすべて当社の社員が行います。私は電気工事担当です。 IHとエコキュートをセットで、という受注がほとんどですね。北国のせいか、蓄熱式電気暖房機と併せてオール電化にする例も多いです。

──施工では、雪対策にいろいろ工夫されているとか。

加藤: 雪がたくさん降る地区では、積雪を考えてエコキュートの室外機を地面から離して高い位置に設置したり、高床式住宅の一階の車庫や、それまで使っていたボイラー室など屋内に貯湯タンクを入れることもあります。 屋外設置の場合も機器に雪が積もらないように、室外機をあえて貯湯タンクと離して既存の屋根のあるところへ取り付けたりもしました。 この時はお客様からご要望があって、雪対策として家の外壁と似た色・デザインの壁材で貯湯タンクを囲い、傾斜した屋根を付けました。こういう"小屋"も施工の時にうちの社員が作るんですよ。

──お客様にはオール電化をどのようにアピールしているのですか。

加藤: 既存のお客様には、お使いの給湯機器が壊れる前に、修理にうかがった時などにオール電化をご紹介しています。あとはDMの中にオール電化のチラシを入れたりですね。 東北電力管内で今、新築の半数はオール電化住宅だそうですが、新潟県に関してはオール電化はまだまだこれから、という状況と思います。手作りのチラシを手配りしたり、地域の無料情報誌に広告を出したりして、当社がオール電化を扱っていることを知ってもらうようにしています。 また、IHクッキングヒーターなど、購入を決める前に実際に使ってみたいというお客様には、全メーカーが参加するオール電化の合同イベントをご案内しています。会場で調理実演などありますから。 でも、いずれは当社の社屋を近所に移転して、ショールーム機能を備えた店舗にする予定です。店内にユニットバスや対面式キッチンを入れて、エコキュートやIHクッキングヒーターを実際に使えるようにして、オール電化の暮らしを体感してもらえれば、と思っています。

──実際にオール電化を導入したお客様の反応はいかがですか?

加藤: 「電気代が下がったねぇ」と喜んでもらっています。オール電化にしたお客様には、電力会社が設定している、夜間の電気料が安い料金メニューの契約をお勧めしているのですが、このプランで食器洗浄機などオール電化機器以外の家電も指定の「夜間時間帯」に使うようにすると、電気代が抑えられます。特に大家族や、高校生とか夜の時間帯に起きている子供さん、お孫さんがいる家庭は、電気料の減り方が大きいですね。 あと、集合住宅から一軒家に引っ越すと光熱費が増えるのが普通ですが、オール電化にしたお宅ではアパート時代と同じくらいとか、安くなったという声も聞きます。 オール電化は、これからが楽しみな商材。当社は2008年度実績で年商8400万円のうち、オール電化関連は約2000万円でした。全体の4分の1がオール電化関連の売上げです。今年度は、IHとエコキュートのセットで年間25件は販売したいですね。将来的には、オール電化関連の売上げが事業全体の半分くらいになるように、力を入れたいと思っています。

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