私は今年65歳になります。年金も満額いただける歳になります。

この私が教えを乞いたい経営者が二人います。

二人の共通点は仕事に対する「心の姿勢」がとてつもなく素晴らしいことです。

一人は家電販売店、もう一人はオール電化、リフォームの専門店。

二人とも50歳前後の若い経営者です。

業態が異なるため、又性格が異なるため私の評価基準も異なります。

家電販売店のT社長の場合は、販売する商品の差別化は困難で、価格での差別化は可能ですが、T社長は価格での差別化など全く考えていません。

お客様に「家電製品を買うのはT電化に決めている」、更に「うちも買うからあんたも買い」と言わせる秘訣とは。

T電化の店頭に「エアコン激安」とか「〇〇〇キャンペーン実施中」などは一切ありません。そんなものは必要ないのです。

では、どうして、それは詳しく書きたくありませんが、一言だけ「お客様とお店の喜ばせごっこ」に徹しているということです。

しかもそれを何年も継続し続けている。短期間なら誰でも出来る。何年も何年も続けることは誰にでも出来ない。

 T電化さんは地域密着型店を目指しているのではなく、心密着型店を目指しているのだと思います。

量販店が逆立ちしたって出来ないことを、T電化さんは経営戦略、戦術として業績向上に努力し続けているのです。

次は、オール電化、リフォーム店のE社のⅠ社長です

Ⅰ社長の経営方針は全てがお客様目線に徹した「痒いところに手が届く」妥協を許さない工事を目指しています。

Ⅰ社長から直接お聞きしたわけではありませんが、E社の施工された多くの工事報告を拝見して、一味も二味も違う心遣いと丁寧さに驚きと感銘を受けています。

特に高額な機器をお使いではないのに、それが最高級に見えてしまうのは何故なのでしょう?

それは私だけでなく、お客様が強く感じておられると思います。

それがリピートに繋がり、ご紹介に拡がっているのです。

E社さんの工事報告を拝見するたびに「良い仕事しているなぁ」と感心すると共にお客様がお喜び、ご満足されている様子が目に浮かびます。

これこそが、オール電化、リフォーム店として勝ち残るためのあるべき姿だと思います。

今回の二店ですが、家電販売店は大阪茨木市の(有)竹下電化サービスの竹下社長、オール電化、リフォーム店は九州福岡県の(株)エコテックスの伊佐社長です。

竹下社長とは勉強会や飲み会で度々教えをいただいていますが、伊佐社長とはお会いしたことがなく、工事報告を拝見するたびに「良い工事してますね」と、お電話ではお話させていただいています。

伊佐社長とは是非お会いして貴重なお話をお聞かせいただけたらと熱望しています。

私が第一線に留まるのは残り僅かですが、この二人の若い経営者から素晴らしい「心の姿勢」を学びたいと思っています。