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どのくらい普及しているの?

どのぐらい普及しているの?

2008年7月時点で、全世帯数(約5,000万世帯)の約6%290万世帯がオール電化住宅です。ただし、各電力会社ごとに普及数には大きな差があります。

新築戸建て住宅におけるオール電化採用率は非常に高く、中でも、北陸電力や中国電力、四国電力では50%以上がオール電化となっています。
また、既築住宅でのオール電化リフォームも急速に伸びていて、2008年度の全オール電化採用数の約半分は、オール電化リフォームによるものです(オール電化JP調べ)。

2008年7月時点の、電力会社別オール電化累積件数は、以下の通り(オール電化JP調べ)。

  • 北海道電力 = 12万1000件
  • 東北電力 = 17万件
  • 東京電力 = 50万件
  • 中部電力 = 40万4000件
  • 北陸電力 = 14万3000件
  • 関西電力 = 60万8000件
  • 中国電力 = 33万1000件
  • 四国電力 = 14万5000件
  • 九州電力 = 47万件
  • 沖縄電力 = 1万5000件
  • 全国      = 290万7000件

普及の背景

オール電化が普及し始めているひとつの要因は「地球温暖化」です。「地球温暖化」の原因は、CO2など温室効果ガスの増加ですが、オール電化は一般家庭の省エネルギー化に直結しCO2削減に貢献します。

特に2001年から発売されたヒートポンプ給湯機「エコキュート」は、ヒーター式電気温水器に比べてエネルギー効率が約3~4倍と大変高効率です。また、従来のガス給湯器と比べてCO2排出量は大幅に削減できるなど、環境に優しい点が高く評価されています。

エコキュートは国からの導入補助金も支給され、「2020年までに累計1000万台の普及」が目標として掲げられています。

また、1999年に「地球温暖化」対策の一環として制定された、住宅を建てる際に実現すべき断熱性能の目安「次世代省エネ基準」の影響も大です。これにより住宅の高気密・高断熱化が進展していて、オール電化の種々のメリットが「高気密・高断熱の家と相性ピッタリ」と評価されています。

高気密・高断熱住宅にとっては、CO2や水蒸気など空気の汚れは大敵です。CO2濃度が高くなりすぎると住んでいる人の健康に悪影響を与えますし、水蒸気による結露は建物を傷めるだけではなくカビ・ダニ発生の大きな原因にもなります。

そして、ガスコンロなどの“火”は、CO2や水蒸気を大量に発生させます。
逆に“火”を使わないオール電化ならば、それら空気の汚れを最小限に抑えることができる、という点が高く評価されています。

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