ハイこんにちは!
毎日茹だるような暑さが続いている茨城県水戸市であります。
こう暑いとアレですね………………………なんだったかな?(酷い)

さて今回は、日立アプライアンス株式会社さまから、いつもお世話になっている営業の方々をお招きして、新商品の井戸水対応ナイアガラ出湯エコキュートをご紹介頂きましたのでレポートします!

日立アプライアンスの井戸水対応エコキュートについての勉強会

水道直圧式エコキュートとは? 

今回発売された井戸水対応エコキュートの仕組みをご説明する前に、その元になったともいえる水道直圧式エコキュートについて触れておきましょう。

水道直圧式のエコキュートといえば同社のナイアガラ出湯が有名ですね。
通常の給湯機では、給水の水圧でタンクが壊れないように減圧する必要がありました。
このためお風呂のシャワーとお台所の蛇口で2か所同時出湯したりすると水圧が低下してしまうという問題がありました。(2階や3階にお風呂がある場合、シャワーの勢いが弱いという問題も起こり得ます。)

水圧の弱さの問題は、タンクの耐圧強度を上げることで可能になった高圧給湯エコキュートや水道直圧式エコキュートで解決できます。
お風呂の湯張りに使うお湯のみをタンクから賄い、シャワーや台所では、タンクのお湯を熱源としたプレート式熱交換器で瞬間的に沸かして給湯するという仕組みです。
つまり減圧を余儀なくされるタンクのお湯を使うのではなく、別のルートで水道圧をそのままに瞬間湯沸かししてお湯を作るので、シャワーなどを快適な水圧で使えるようになったのです。
今回、この水道直圧式エコキュートのしくみを利用したのが、今回の井戸水対応ナイアガラ出湯エコキュートです。 

そもそもなぜ井戸水を使用する地域でエコキュートを使うのは難しいのでしょう?

それは、井戸水の水質に問題があるのです。
日本では殆どの地域で上水道が整備されていますが、一部の地域では現在でも井戸水を生活用水として使用しています。
井戸水や硬度の高い原水からなる水道水には、カルシウムやマグネシウムなどが多く含まれています。
水に含まれるカルシウムなどがスケール(堆積物)として配管などに蓄積してしまい、数年で故障してしまうというケースが多かったのです。

以前当ブログでご紹介した株式会社ハウステックの井戸水対応エコキュートでは、スケールが溜まりやすいタンク底部の水を運転時に一定量自動洗出することで、配管内が詰まってしまうのを防いでいました。
今回、日立アプライアンス株式会社さまは、すべての給湯を水道直圧式にすることで井戸水での使用も可能にしました。 

井戸水対応ナイアガラ出湯エコキュート登場!

日立井戸水対応ナイアガラエコキュート_サムネイル

↑クリックで拡大してご覧いただけます。

井戸水対応の直圧式エコキュートは、先ほど紹介した水道直圧式エコキュートの仕組みを応用し、湯張りの際も直圧の給湯で賄います。
タンク内のお湯は瞬間湯沸かしの熱源として循環します。
減圧弁を通らず水道圧そのままの給水をプレート式給湯熱交換器で瞬時に沸かして、湯張りやシャワー、お台所で使用します。

すべての給湯に水道直圧給湯を適用することにより、タンクのお湯は純粋な熱源として使用することになります。
つまり、井戸水や硬度の高い水道水をお使いの地域でも、タンク内の水の入れ替えを大幅に減らすことで配管の詰まりの原因となるカルシウムやマグネシウムの流入を削減出来るわけです。

井戸水に対応させることによって同時に快適な水圧も実現、というまさに一石二鳥の新製品といえそうですね!

その他にも、直圧給水・給湯配管などに、腐食に強く汚れにくいステンレスを採用したり、浴槽排水時に追いだき配管を自動洗浄することで、井戸水などの水質に対応しているそうです。

ちなみに、このエコキュートを使用できる水質は、硬度200mg/L以下、遊離炭酸30mg/L以下という制限があります。
また、井戸水使用地域でパワフルシャワーを使うには、貯湯タンクへの給水元圧が300kPa以上になるように別途ポンプを使用する必要があります。

いずれにしても、井戸水や水質の問題でエコキュートを導入したくても出来なかったお客様には朗報ですね。
興味を持たれた方は、是非ともお気軽にお尋ねください!

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ではまた次回!


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