3月11日に発生し、東北・関東の広い地域に甚大な被害をもたらした東日本大震災から2ヶ月が経ちました。
避難所での不自由な生活を余儀なくされている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

さて、幾度かお伝えしているように、震災以来当社にはトータル1000件を超える修理の依頼がありました。
様々な修理のご依頼がありましたが主なところでは…
・電気温水器やエコキュートが揺れ矛によってずれたり傾いたりしてしまった。
・ずれや傾きに伴う配管のはずれや切断による漏水。
・停電によりお湯が沸かない、又は通電後のリモコン等の設定に関する質問。
・断水によりお湯が出ない、又は通水後の処置に関する質問。
・蓄熱暖房機が揺れでずれた。
等です。

現在では深刻な水漏れなどの急を要するケースへの一次対応や仮補修をほぼ終えました。
破損してしまった温水器やエコキュートなどの交換工事も修理と並行で行っています。
電気温水器やエコキュート等の機器は、部品を製造している工場が被災してしまい、メーカー側でも製造が追いつかないような状況ですが、おそらく徐々に解消されると思われます。
修理や機器の設置をご希望のお客様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくお待ち頂くようお願い致します。

さて、当社もお世話になっているオール電化JPさまのサイトに「オール電化は悪者なのか?」という記事が掲載されました。
東日本大震災による原発事故以降に幾つかのメディアで報道されたオール電化批判記事への反論という内容です。

当社も実際に震災後の修理対応をしていく中で多くのお客様と接してきましたが、オール電化そのものに対してのネガティヴな意見は殆どありませんでした。
今回の想像を絶する震災では、ライフラインがすべて止まり、復旧に時間がかかった地域も多くありました。
何日もお風呂に入れない状態のお客様の中には、復旧の遅さに対してお怒りや苛立ちをお持ちの方も居られましたが、オール電化に対する不満は殆ど見受けられませんでした。
実際、多くの地域で最初に復旧したライフラインは電気でした。

また、今後計画停電が本格化された際、オール電化住宅は大変な不便を強いられるとご心配されている方も多いかと思います。
しかし実際のところ、ガス機器にも電気で制御するものが多く、停電時には同様に不便な状態に陥る可能性はあります。
いずれにしても、災害や停電に備えた準備をしておくことで不便は軽減されると思われます。(エコキュートや電気温水器の停電時の取り扱いを確認しておく、調理用にカセット式コンロを用意する、電池式のランタンやラジオの用意等)

計画停電はおそらく電力使用量が高まる時間帯に実施されると思いますので、深夜電力を使用してお湯を沸かす電気温水器やエコキュートの使用には影響はないと思われます。
但し停電後にリモコンやタイマーの再設定が必要なケースもあるので注意が必要です。
詳しくは各メーカーさまのサイトでご確認ください。

コロナ 東芝 ダイキン
日立 パナソニック 三菱電機
セキスイホームテクノ 長府

余談になりますが、震災後修理に伺った先で、電気温水器からエコキュートに交換するお客さまが結構な数おられます。
例えば370ℓ電気温水器では4.4kwの電力を消費しますが、同ℓのエコキュートに変更すると1.5kwに抑えることが出来ます。
このような選択は、今後重要になってくる省エネ・節電にも貢献できると思われます。

ではまた次回。
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