ハイこんにちは!
10月も半ばを過ぎましたね。ここ茨城県水戸市では、残暑なのか何なのか30℃近い日が続いたり、そうかと思えば一気に10℃以上冷え込んだり…と油断すると風邪をひきそうな天気が続いております。
皆さまお風邪などひかれていませんでしょうか?

さて今回は、震災以降再び注目を集め、何かと話題に上る機会が増えている太陽光発電システムに関する話題です。
当ブログでも幾度となく太陽光の話題は取り上げていますが、その多くは家庭用・住宅用の太陽光に関するものでした。
今回は、産業用の太陽光について取り上げてみたいと思います。

まず「産業用」と分類される太陽光発電システムには3つのタイプがあります。

産業用太陽光発電、3つのシステム

  • 固定買取制度型太陽光発電システム
    • ①太陽光発電で発電した電気を全て電力会社に売却(全量買取)
    • ②日中は太陽光を利用し、太陽が出ていない夜間や発電量が使用料に満たない場合は、
       これまで通りに電力会社からの電気を使用。使用量を上回る余剰発電電力は電力会社に売却します。(余剰買取)
  • 防災型太陽光発電システム
    • ①通常は系統連係型システムとして、太陽光エネルギーと電力会社からの電力を組み合わせて使用します。
    • ②災害で停電などが発生した場合は、太陽光エネルギーを非常用照明など特定の設備だけに供給。
    • ③夜間の停電時や、発電量が使用料に満たない場合に備えるため、蓄電池を併設します。
  • 独立型太陽光発電システム
    • ①太陽光発電で発電した電気を全て電力会社に売却(全量買取)
    • ②日中は太陽光を利用し、太陽が出ていない夜間や発電量が使用料に満たない場合は、
       これまで通りに電力会社からの電気を使用。使用量を上回る余剰発電電力は電力会社に売却します。(余剰買取)

お次は、気になる買い取り制度に関して…

産業用太陽光発電の固定買取制度(全量買取)

第177回通常国会にて、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する「特別措置法」が成立しました。

この法律は、再生可能エネルギー源(太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス)を用いて発電された電気を、一定の期間・価格で電気事業者が買い取ることを義務付けるもので、平成24年7月1日からスタートします。

産業用太陽光発電は全量買取の予定です。※買取価格・買取期間については、経済産業省にて協議中です。

税制優遇も受けられます

グリーン投資減税
概要 新エネルギー設備等を取得し、その後1年以内に事業の用に供した場合の税制優遇措置。
対象者 青色申告書を提出する個人または法人。
措置内容 以下のいずれか一方の税制優遇措置が受けられます。
普通償却に加えて基準取得価額の30%相当額を限度として償却できる特別償却。
中小企業者に限り、基準取得価額の7%相当額の税額控除。
時期・条件 平成26年3月31日までの間に、エネルギー起源Co2排出削減、または再生可能エネルギー導入拡大に相当程度の効果が見込まれる設備等の取得等をして、これを1年以内に国内にある事業の用に供した場合。

他にもあります、産業用太陽光のメリット

  • 環境貢献
    • 現民主党政権では、2020年度までに日本のCO2削減量を1990年度比25%削減を目標に掲げており、各企業に相応の削減目標が課せられる予定です。
      太陽光発電システムの導入によりいち早く環境に貢献できます。
  • エネルギー使用量の削減
    • 太陽光発電システムで発電した電気は優先して自社の工場やオフィスビルで使用することで、電力会社から買う電力量を削減することができます。
  • 遮蔽効果による省エネ
    • 太陽光発電システムを屋上に設置することによって、直射日光の熱を遮ることができ、結果的に空調負荷の軽減につながり、省エネ効果が期待できます。
  • 環境ISO目標達成のための手段
    • 環境マネジメントシステム(企業や団体等の組織が環境方針や目的・目標等を設定し、その達成に向けた取組を実施するための組織の計画・体制・プロセスのこと。)
      認証の取得や更新に向けた使用電力量の削減目標を達成する為の手段として活用することができます。
  • CSRの実行と企業イメージの向上
    • CSR(企業の社会的責任、Corporate Social Resposibility)が重要視されてきている今日で、その一環である環境問題への取組を会社案内やホームページ、環境レポート等に掲載することで企業イメージの向上が図れます。
      また新聞や雑誌に掲載されることで宣伝広告としての効果も期待できます。
  • リクルート活動対策
    • 最近の大学では環境問題を取り上げた学科や授業が多くなってきており、学生が企業を選ぶ際にも企業理念や社会貢献度、環境に対する取組も重要視されてきています。

というわけで、今後益々関心が高まるであろう産業用の太陽光発電システムをご紹介いたしました。

dask 

なお今回の記事は、当社もお世話になっている株式会社山善さまの太陽光発電情報サイト・「見積り価格・費用の比較ならイエソラ」さまを参考に書かせていただきました。
ありがとうございました。

ではまた次回!

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