ハイこんにちは!
今週の初めにはついに雪がパラつきましたね。
気温のほうも「これでもか」というぐらいに下がっています。
あまりの寒さに知らず知らずのうちに筋肉が強張ってしまっているのか、身に覚えのない疲労感に苛まれたりもします。

さて今回は、当社の位置する水戸市周辺の話題です。

先日社長から、「ココ知ってる?」と差し出されたのは「斧沼」(よきぬま)という沼の写真。
水戸市と隣接した東茨城郡城里町にあるそうです。
無論行ったことはおろか、その存在すら知りませんでしたが「興味深い名前ですね」と反応したところ…
「金の斧・銀の斧ってあるだろ?斧落っことして神様出てくるヤツ、あの伝説が生まれた沼が斧沼なんだよ」…とのこと。

えぇえぇ知ってますとも。
木こりが鉄の斧を池に落としてしまい途方に暮れていると、水の中から精霊的な女子が出て来て「あなたが落としたのは…この銀の斧?それとも金の斧?」とカマをかけてきて、正直な木こりが「いえいえ、私が落としたのは汚い鉄の斧です」と云うと、「おまえは正直でよろしい、鉄の斧に加えて金・銀の斧をあげましょう」…とかいう話ですよね。
その後、それを聞いた欲深い木こりが、同じ池に鉄の斧を落とし、精霊だかが金の斧を差出した際に「その金の斧が私のです」と嘘をつき、結局3本とも没収されてしまうんですよね。

「神は正直者を助け、不正直なものを罰す」という教訓を込めたこのお話は、不思議と馴染み深いですよね。
うーむ。
でもあれって日本発祥なの?池から出てくるのって女神とかじゃなかったかしらん?
…池だっけ?泉だったような…少なくとも沼ってイメージじゃなかったよな。
…などと思ったので調べてみましたヨ。

すると、この金の斧・銀の斧のお話はイソップ寓話の一つだとわかりました。

では、やはりこの伝説の発祥の地は日本ではないのか?この斧沼ではないのか?…というと、絶対にそうだとは言い切れないらしいんです。
というのは、そもそもイソップ寓話自体が、世界各地の伝説や民話などを基にしたものが多く含まれているそうなのです。

実際、異なる文化間の神話の構造に類似性がみられる、といったことは幾つもの例が確認されているそうですよ。
それが偶然なのか、話が伝承されていく過程で、その土地の風土や文化に沿った形に変化していった結果なのかは、わかりませんが…。

さて、完全に余談になりますが、ドラえもんに木こりと女神の伝説をモチーフとした回がありました。
マイフェイバリットでもある「木こりの泉」という話で、TV放映されたのは恐らく小生が高校生の頃でした。

この話で池に落ちるのは、"鉄の斧"ではなく、何と"ジャイアン"でした。
泉から出てきた女神様は、のび太とドラえもんに「きれいなジャイアン」を差し出してくるわけですが…。
このきれいなジャイアンのインパクトがスゴ過ぎて、夕飯をブハーッと吹き出しゲラゲラ笑ってしまいました。

きれいなジャイアン

普段のジャイアンといえば粗野で乱暴というイメージですが、泉から出されたキレイなジャイアンは、大変凛々しくハンサム且つジェントルメン。

あまりにオモシロかったので、翌日学校でクラスメイトにその件を話すと、7~8人が「オレも見た!」「アレは笑った!」…と予想以上に共鳴してくるではありませんか。
意外とみんな見てたのね、ドラえもん。…高校生なのに。

さて、皆さまの身近にもこうした伝説や神話など、面白い謂れのある場所などを散策してみては如何でしょうか?
茨城だと「ダイダラボッチ」とかが有名ですかね?
意外な発見があるかもしれませんよ。

ちなみに「きれいなジャイアン」は密かに人気があるらしくて、フィギアも出ているそうです!

キレイなジャイアン

ではまた次回!

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