ハイこんにちは!
今日の茨城県水戸市は、何の文句も出ないぐらいに素敵なお天気でした。
週末にかけて天気は下り坂ということで、溜まった洗濯物が少々心配であります。

さて、今回は株式会社コロナさまの地中熱ヒートポンプシステムを利用した温水暖房とエアコン、GEOSIS(ジオシス)をご紹介いたします。

株式会社コロナさまの地中熱ヒートポンプシステム、ジオシス01

そもそもヒートポンプって何でしたっけ?
ヒートポンプは、文字通りヒート(熱)を冷媒の圧縮と膨張により、温度の低いところから高いところへ汲み上げ、その熱を利用するためのポンプ(装置)です。
少ない電気エネルギーで数倍の熱エネルギーを回収できるので、省エネ技術として注目されてきました。
エコキュートもヒートポンプ技術を利用した給湯器ですが、空気熱源の代わりに地中熱源を利用するのが地中熱ヒートポンプ暖房機・エアコンです

今回コロナさまから発売される「GEOSIS(ジオシス)」には、温水暖房タイプとエアコンタイプの2種類があります。
温水暖房タイプの地中熱ヒートポンプシステムは、最大温水出力6kWのパワフル暖房で、床暖房やパネルコンベクター、ラジエーターなど複数の暖房を賄えます。
エアコンタイプの地中熱ヒートポンプシステムは、定格冷房出力4.0kW・定格暖房出力5.0kW、安定した温度の地中熱を利用するためエネルギー消費効率が高く、環境にもお財布にもやさしいのが特徴です。

さて地中熱というのはどういうモノなんでしょう?

地中熱の特徴としてあげられるのは、”1年を通してほぼ一定の温度であること”が挙げられます。
一定の深さ以上(地下50〜100m)では、一年中安定した温度(5〜10℃)です。
冬季には外気温より高く、夏季には外気温より低い地中熱の特性を利用するのが地中熱ヒートポンプ技術です。

株式会社コロナさまの地中熱ヒートポンプシステム、ジオシス03

熱源が空気の場合、その気温によって運転能力が落ちることもあるのに対して、地中熱源のヒートポンプでは外気の影響を受けないため性能が安定しており効率も良いという事です。

具体的な仕組みとしては、地下100メートル付近まで埋めたパイプ内に冷媒を循環させます。
冬季は冷えた冷媒が地中で温められ、ヒートポンプユニット内で圧縮する事で更に高温になります。
高温になった冷媒は「水熱交換器」を通してその熱を水(不凍液)へと伝え、お湯(不凍液)を沸かします。
そのお湯になった不凍液を床暖房などの放熱器の熱源として使います。

株式会社コロナさまの地中熱ヒートポンプシステム、ジオシス02

具体的なメリットをみていきましょう。

経済的
自然のエネルギーである地中熱をヒートポンプで効率よく利用するので、ガス式温水暖房システムと比べ、ランニングコストを約1/3に抑えられます。

省エネ性・環境への配慮
燃料を燃やすことがないヒートポンプ技術を使用しているため、Co2排出量は、ガス式温水暖房システム
の1/2以下で、環境に配慮した次世代暖房システムとしても注目を集めています。
一般のエアコンで冷房を使用した際に伴う大気への排熱は、ヒートアイランド現象の原因の一つに挙げられています。
地中熱ヒートポンプ式エアコンは、地中へ排熱するため、ヒートアイランド現象の防止にも貢献できます。
また、ジオシスは業界トップの低消費電力なので節電にも貢献できます。

低騒音・コンパクト
ヒートポンプユニットは、一般のエアコンの室外機並みにコンパクトで、低騒音コンプレッサー搭載で騒音の心配もありません。

地中の熱を利用するとなると、気になるのは設置工事ですね。
地中熱ヒートポンプは、地中と熱をやり取りするため、地中に100m程の穴を掘り、循環液を循環させるための管(採熱管)を埋設する必要があります。
この埋設工事には、大型の掘削機を使用するため、埋設現場の周りには一般車両約4台分のスペースが必要になるとの事です。
そうなると、既存の住宅というよりは、これから新築される方や比較的広大な敷地をお持ちの企業さま向けなのかもしれませんね。

私たち株式会社久保田システムサービスでもモチロン取り扱っておりますので、ご興味をお持ちのお客様はお気軽にご相談ください!

ではまた次回!

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