ハイこんにちは!
どうやら先週末から、ここ茨城県も梅雨入りした模様ですね。
昨日は風が強く、日中も薄曇りだったため気温が上がらず、肌寒いを通り越して普通に寒い一日でした。
気温の上下が激しいと体調を崩しやすく、まわりでも風邪を引いておられる方が見受けられます。
皆さま、お出かけの際には多少手間であっても、薄手の羽織物なぞを、一枚鞄に忍ばせることをお勧め致しまヘックション。…失礼。

さて今回は、前々回の当ブログ記事の続きで、HEMS(ヘムス)という聞きなれない言葉について調べてみようと思います。
お時間のある方は、前々回の「スマートグリッドとは何ぞや?」という記事も併せてお読み頂ければ幸いです。

さてHEMSとは一体何を意味するのでしょう?
HEMS=ホーム・エネルギー・マネージメント・システムという名の通り、家庭内の家電機器の電力消費量を表示したり、遠隔的に運転制御するシステムのことです。

例えば「電力消費のデータを収集して、電力の利用状況のリポートや省エネのためのアドバイスをしてくれる(=表示)」製品や「人感センサー等で電源のオン・オフを自動的に行ったり、生活パターンを学習して自動的に消費電力の最適化を行ったりする(=制御)」家電製品などを指しているといいます。

とりわけ前者の、家庭内でのエネルギー使用量の「見える化」には、省エネ意識を高め行動することで、実際に10%前後の省エネ促進効果があるとされています。
また、今後発売されるスマート家電などと組み合わせることにより、家庭内での過度な電力消費を自動的に抑えることが出来ます。
例えば、エアコンを運転中にIHクッキングヒーターや電子レンジなどの消費電力の大きな家電を使用した場合、契約電力が小さい場合には当然ブレーカが落ちてしまいます。
そんな時でもHEMSによって制御された家なら、”エアコンを自動的にオフにする”というようなことが可能です。
また、家庭内に蓄電池(EV=電気自動車のバッテリーでも可能)があれば、不足した電気を補助することも可能なのだそうです。

先日の当ブログ記事でも「太陽光発電+蓄電池+HEMSシステム」という製品をご紹介しましたが、東日本大震災以降は、災害後あるいは災害に伴う電力不足への対応策としても注目が集まっているのは言うまでもありません。
スマートハウス”と呼ばれる”HEMSを備えた戸建て住宅やマンション”には、多くのハウスメーカーが参入しており、売れ行きも好調のようです。

エネルギーの効率的な使用を、家庭1軒ごとにコントロールするということは、街全体という規模での過度の電力集中をさける”ピークカット”や”ピークシフト”の実現にも繋がります。

HEMSとスマートメーター(電力会社の通信機能付き電力計)を接続することで”スマートグリッド、更にはスマートシティ”を実現しようという動きも活発化しています。
先日、HEMSとスマートメーター間でのデータの送受信に使うための規格が”エコーネットライト”という方式で統一されましたので、今後はより一層HEMS関連の製品の開発が加速されるのではないでしょうか。

また、政府もHEMSの普及を推し進めています。
HEMSの補助金対象商品には、定額10万円の補助金が出るようです。
詳しくは「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(HEMS導入事業)」でご確認ください。

というわけで、今後も新しい動きがありそうなスマートグリッド・HEMS周辺の話題ですが、今後も当ブログで取り上げていきたいと思います。

ではまた次回!

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