ハイこんにちは!
今年は空(カラ)梅雨なんでしょうか?
気温や湿気は低いものの、もう既に真夏のような日差しが降り注いでいる茨城県水戸市です。
非常に過ごしやすく気持ちが良いお天気でして、こんな気候が一年中続けば最高なんですけどね…。

さて今回は、東京電力の新たな電力契約プラン「ピークシフトプラン」について2回に分けて書いていきます。

東京電力の電気料金値上げをめぐる議論が活発化していることは、皆様の生活に関わる身近な話題ですからご存じのことかと思います。
東日本大震災による福島第一原発事故による被害者への損害賠償や、火力発電への依存度が高まり燃料費が増加したことも今回の値上げに繋がっているようです。
しかし6月下旬の段階で電気料金の値上げの実施を申請しているものの、消費者の反発が大きいため、実施は8月以降にずれ込む見通しのようです。

この値上げに先立ち、東京電力の電灯契約のメニューに「ピークシフトプラン」というものが加わりました。
東日本大震災以降の電力不足が懸念され、節電の重要性が叫ばれる中で、ピークシフトという言葉を良く耳にするようになりました。
ピークシフトとは、ある時間帯に集中してしまう電力消費をずらして平準化することで需要のひっ迫を軽減することをいいます。
先日の当ブログ記事「節電のためにできること。見直してみましょう!」にも書きましたが、夏季の日中の時間帯は、エアコンの使用などで電力需要が特に高まりますよね。

さてピークシフトプランとは、どういったものなのでしょうか。
まずその前に、最も多くの一般家庭で契約されている従量電灯Bというプランについておさらいしてみましょう。
従量電灯契約の電気料金は、基本料金+電力量料金という構成になっており、今回の値上げは、このうち電力量料金が対象となります。

従量電灯契約の電力量料金は3段階料金制度というものが採用されています。
120kWhまでの第1段階料金は比較的低い料金、120kWhを超えて300kWhまでの第2段階料金は平均的な料金、300kWhを超えた第3段階料金やや割高な料金、というように区分され、電力使用量が増えるにつれて1kWhあたりの単価が上がっていく仕組みです。
ただし季節や時間帯で電力量料金単価が変動することはありません。

従量電灯Bの値上げイメージ 現在
※この記事の料金表は、2012年7月2日7日時点での仮のものです。
正式に決定した料金表は
こちらをクリックして新しい記事をご確認ください。

今回、この3段階に分けられた電力量料金のすべてが値上げの対象になりますが、その値上げ幅は各段階ごとに異なるよう設定されています。
日常生活に必要不可欠な照明や冷蔵庫などで使う分の電気利用量に相当する第1段階の料金の値上げ幅は小さく設定されています。
これに対し、電気利用量が増えるに従って適用される第2段階・第3段階の料金の値上げ幅が大きく設定されています。
つまり、電気の使用量が多い家庭の方が、今回の値上げの影響が大きいということになります。

従量電灯Bの値上げイメージ 値上げ後
※この記事の料金表は、2012年7月2日7日時点での仮のものです。
正式に決定した料金表は
こちらをクリックして新しい記事をご確認ください。

それでは、ひと月で300kWh以上の電力を消費するようなご家庭は、今回の値上げで電気代が増加するのを”仕方ない”と受け入れる他ないのでしょうか?
そこで東京電力が新たに提案するのがピークシフトプランです。
ざっくり言ってしまうと、使用した電力の量ではなく、季節や時間帯によって異なる電力料金単価が設定されているのです。
これまた簡単に言うと、電力の需要が高まる時(ピーク時)の電気代は割高に、逆に夜間などの需要が低い時の電気代は安く買えるという契約です。

夏季の昼間の割高な電気の使用を、その他の時間帯や夜間の使用に移してもらう(ピークシフト)ことによる節電を促すというものです。
比較的電力使用量の多い家庭でピークシフトプランを契約した場合、電気料金値上げによる電気代の増加を抑えることに加え、更に積極的に節電を行えば年間約3000円程電気代を削減することも可能だといいます。

詳しくは次回の記事で書いていきます。

ではまた次回!

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