蓄熱暖房器に関するお問合わせが増えています!
オール電化関連, 床暖房・蓄熱暖房 2012年11月5日ハイこんにちは!
連休の茨城県水戸市はスコーンッと抜けるような秋晴れに恵まれました。
さて、朝晩の気温も下がり、徐々に冬が近づくのを感じますが、それもそのはず、もう11月なんですね!
まったく時の経過の早いことといったら!もう年末ですよ!ったく!
この時期になると、冬の暖房に関して、お電話でのお問い合わせが増えてきます。
毎年恒例のことではありますが、今年は何故だか"蓄熱暖房機"に興味を持たれている方が多いように感じます。
このブログでも毎年この時期になると、まだ一般的に広く認識されているとは言い難い"蓄熱暖房機"の良さをご紹介しております。
今回も"蓄熱暖房機"とはどういった暖房なのか、メリット・デメリットは何かをお伝えしていこうと思います。
蓄熱暖房機って何?
本体内部に積み上げた蓄熱体(酸化マグネシウムや酸化鉄で出来たレンガ)に、深夜電力を利用して熱を蓄え、昼間にその熱を放出することで、24時間お部屋をやさしい暖かさに保つことが出来る暖房機です。
蓄熱暖房のメリット
○やさしい暖かさ
蓄熱暖房は、”陽だまり“の暖かさと似て、人や物にあたって初めて熱を出す、いわゆる輻射熱の原理で部屋を暖めます。
部屋中の床や壁に当たってから熱が出るため均一化した快適な暖かさが得られます。
朝起きてから夜寝る時までムラのない暖かさを得られるんですね。
○経済的
熱を蓄えるレンガ自体の寿命も長いため、メンテナンスがほぼ不要です。
レンガに熱を蓄える際、深夜の安い電力を利用するので電気代もお得です。
また、マイコンによる通電制御機能を搭載した機種を設置した場合、通電制御型夜間蓄熱式機器割引を受けることが出来ます。
これによって、機器の総容量1kVAにつき147円の割引が、1年を通して(蓄熱暖房機を使用しない時期でも)受けられるので大変お得です。
(割引価格や名称は各電力会社によって異なります)
○安全・安心
操作も簡単なので、小さなお子様やお年寄りのいらっしゃるご家庭でも安心してお使いいただけます。
○クリーンでお部屋にもやさしい
ガスファンヒーターや、石油ファンヒーターなど室内で空気を燃焼させると空気を汚しますが、蓄熱暖房器は電気ヒーターで蓄熱レンガに蓄熱させ、その熱を室内に放出しますので空気が汚れません。
当然音も静かです。
また、温風式の暖房器具に比べ、ホコリやチリなどのハウスダストが舞い上がるといったこともありません。
蓄熱暖房機でも強制放熱時にファンを回すと温風が出ますが、さほど強い風ではありません。
蓄熱暖房のデメリット…というか注意点
○蓄熱暖房機器の本体重量・スペース
具体的には、断熱性能や気密性、お住まいの地域の外気温などのデータを元に機種選定を行います。
また、どのお部屋をどのくらい暖めたいかという、お客様のご希望も重要になります。
…というのも、蓄熱暖房機本体と蓄熱体として使われるレンガの総重量は、本体容量にも依りますが相当な重さになります。
一度設置した機器を移動させるのは大変困難です。
冬が終わったからといって押入れに片付ける…というわけにはいかないのです。
そのため、設置する前に十分な検討が必要です。
○温度の調整は苦手
なかなか贅沢な悩みともいえますが、お部屋が暑過ぎると感じた場合には、一時的に窓を開けるなどしてお部屋を冷やす必要があります。
私たち株式会社久保田システムサービスの事務所に設置されている蓄熱暖房機も、そろそろ稼働し始める時期です。
当社事務所には、7kwと3kwの蓄熱暖房が設置されています。
気密性・断熱性能の高い当社事務所では、2台同時に稼働するということはほぼなく、7kwの蓄暖ひとつで冬を乗り切れています。
毎年1月~3月ぐらいまでの寒さが本当に厳しくなる時期には、蓄熱暖房機ナシの生活は考えられない…というぐらいに重宝がられています。
…というわけで、もしも実際の蓄熱暖房機の暖かさを体験してみたいというお客様がいらっしゃいましたら、お気軽に当社(029-225-7716)までご連絡ください!