キッチンからアートまで!ホーローという素材の凄さをレポート!
キッチン・バス 2012年12月13日 ハイこんにちは!
12月もそろそろ半ばに差しかかります。
さすが、師匠も走り回る程慌ただしい月ですね、ビックリする程早く過ぎていきます。
そろそろ赤服の白ヒゲがやって来ては去り、気付けば鐘がゴンゴン鳴るのを聴きながら蕎麦を啜り、新しい年を迎えちゃったりするんでしょうね。(なぜか投げやり)
さてさて今回は、数年前の当ブログでも取り上げたことがあるんですが…今一度、ホーローという素材のスゴさについてお伝えしておこうと思います!
ホーローといえば、"「きれい」と暮らそう、高品位ホーロー"のキャッチフレーズでおなじみ、タカラスタンダード株式会社さまですね。
タカラスタンダードさまのキッチン・お風呂・洗面化粧台・トイレなどには、高品位ホーローが使われています。
そもそもホーロー(琺瑯)って何?というところから始めましょう。
鋼・鋳鉄・アルミなどの金属の下地にガラス質の釉薬を塗り、高温で焼き付け融着させたもの。金属の強さとガラスの耐食性を合わせもち、耐久性・耐酸性・耐磨耗性・保温性・耐食性・耐熱性などに優れ、美しい色合いと光沢をもつ。
ではなぜ、ホーローという素材が使われるのでしょうか?
タカラスタンダードの営業T氏から”ホーロー実演キット”なるモノを頂きましたので、実際に使いながら"ホーローの優れた点"をみていきたいと思います。
この”ホーロー実演キット”自体がなかなかの優れモノでして、ブックレット状になっているんですね。
展開していくと「高品位ホーローとはどういうもので、どういうメリットがあるか」というような説明が記されています。
そして、左側に見える白いボードが、実際にキッチンなどに使用されているホーローパネルです。
更に展開していくと…興味深い道具の数々と"高品位ホーローを体感してください"という、コレまたそそる文言。
まず取り出したるは、ワイヤーブラシ。
錆をガリガリと落とす時などに使用する金属で出来た研磨用のブラシですね。
触ってみると針金状の歯の一本一本がかなりの強度を持っています。
このブラシでもって木板や並の金属板を本気でゴッシゴシ擦ったなら、ヒドイ傷跡が付くだろう…というのは想像に難くありません。
ま、若干恐る恐るではありますが、擦ってみました。
…アリ?全然大丈夫。
徐々に力を入れつつゴシゴシしてみましたが全く大丈夫。
調子に乗ってブラシを垂直にバッシバシ叩きつけてみるも、傷つく気配ナシ。
なんてタフな野郎だ…。
目を凝らしたり角度を変えてよ~く見てみましたが、本当にかすり傷ひとつありません。
続いてチャレンジするのは、実演キットの中で最もヤバいことになりそうな"ライター"です。
何の罪もないホーローの表面を10秒間ほど火あぶりの刑に処してみました。
さすがにごうごうと燃え始めることはないだろうと思いつつも少々緊張しました。
見る見るうちにホーローの表面が黒く焦げていきましたよ。
得も言われぬ罪悪感(の軽いヤツ)に見舞われます。
キットに付属されているウエス(布)でチョイと力を入れて何度か擦ります。
…するとどうでしょう!?
煤(すす)がキレイに落ちました!
さらに付属のアトマイザー(噴霧器)で水を少々吹きかけた後に擦ると、さほど力を入れなくてもスルスルと煤が落ちました!
まったく変色も痕もありませんですよ!
スゴイ!
針金ブラシでガシガシやっても、火で炙っても変化ナシです!
この他にも、「油性マジックペンでホーローに落書きをしてもウエスで拭きとれる実演」もこのキットで実演出来ますが、地味そうなので割愛させて頂きました。(酷い)
もちろんマジック汚れも完璧に落とす事が出来ましたよ。
というわけで、まとめますと…"ホーローは衝撃に強く、傷つきにくい、高温でも変色・変質せず、汚れにもめっぽう強い”ということになります。
包丁や鍋などの道具はもちろん、火を使うことの多いキッチンがホーローという素材で作られているというのは、相当な安心感が得られますよね!
他にも、お風呂や洗面化粧台、トイレなでにホーローを使用した製品があります。
こちらも耐久性、お掃除のしやすさなどでとてもメリットがあると思います。
実際にホーローの凄さを体験してみたいというお客様がいらっしゃいましたら、是非ともお気軽にご連絡ください!
…さて、当ブログには、およそ似つかわしくない、壁に掛けられた一枚の絵画。
ピエール=オーギュスト・ルノワール作、「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」。
ムーラン・ド・ラ・ギャレットとは、パリのモンマルトルにあったダンスホールの名前だそうで、賑やかで楽しげなカフェの喧騒、踊ったり会話に興じる人々の生き生きとした表情、木漏れ日、ルノワールの印象主義時代の傑作のひとつ…だそうです。
なぜそのような名画が久保田システムサービスの事務所の壁に…?なぜ急に格調高そうな絵画の話に…?と思われるかもしれませんが、実はコレ、今回の記事とも関係があるんですよ。
実はこの絵画、タカラスタンダード株式会社さまが、創業100周年を記念して製作した「アートホーロー」なんです!
記念品として頂いてしまいました!
ありがとうございます!そして100周年おめでとうございます!
一見しただけでは判りませんが、絵画の表面を良く見てみると、なるほどホーロー製です。
今回の記事の前半でホーローという素材の素晴らしさをお伝えしましたが、芸術作品の輝きを永遠に保つためにホーロー技術で製作されたのがアートホーローです。
汚れたり傷つく心配がありませんから、アートホーローとはナイスなアイデアですね。
というわけで、久保田システムサービス事務所の壁になぜかルノワール、飾ってありますのでご覧になりたい方は一声おかけ下さい~。
特別に無料でご覧いただけますよ~。