桜!サクラ!さくら!華やぐ水戸の街を徘徊!その1
偕楽園の梅情報, 水戸ぶらり 2014年4月9日ハイこんにちは!
先週末から今週にかけての茨城県水戸市は、桜がアッという間に花開いたと思いきや、急に花冷えの寒さが戻り、花散らしの雨が降り、おまけに春雷まで轟く…という、"どないやねん"の連続でしたが、よく考えてみりゃ、春先っていつもそんな感じでしたね。
結構焦らされんのよね。
というわけで、恒例のお昼休みのチャリンコ花見散歩に行ってまいりました。
午前中までは冷たい雨が降り続いたのですが、昼前には降り止んだのでチャンスとばかりにカメラを持って外へ。
まずは、当社事務所から5分ほどに位置する夜の街、大工町の方向へ走ります。
でっかいカエルがお出迎えして下さる別雷皇太神(べつらいこうたいじん)へ到着。
このカエルさん、「六福六蛙(むふくむかえる)」といって、大きな親ガエルの上に小さな子ガエルが5匹、チョコンと乗ってお出迎えしてくださいます。
「無事かえる(交通安全)・金かえる(金運上昇)・若がえる(不老長寿)・よく考える(学業成就)・体がもとにかえる(無病息災)・卵→おたまじゃくし→蛙(出世・開運)」という6つの福運を上昇させる縁起モノだそうです。
(よくもまぁ蛙に関するダジャレを6つも考えたなぁ、最後の一つは結構強引だね)…などと、完全にバチ当りなことを思いながら、進んでいくと…
!!!
枝垂れ桜がに咲いています!
見事な枝垂れっぷり!
淡いピンク色に咲く花の中にはまだ蕾のモノも結構ありました。
そして、柳の下にはドジョウがいたりいなかったりしますが…
枝垂れ桜の下には犬さんがいました!
蛙さん、犬さんの他にも御神鶏?のニワトリさんが歩き回ったり(この日は鳥籠の中にいらっしゃいましたが)、わりと賑やかな別雷皇太神なのでした。
雨上がりということで、枝垂れ桜の薄ピンクの花びらは水滴を纏っており、なんともしおらしい美しさでした。
晴れた空の下で見る桜の開花の美しさは言わずもがなですが、鈍色の空の下に咲く鮮やかな花ってのも、一味違った美しさがありますね。
…ねぇ?いいモンですよねぇ?お犬様?
…あ、逃げた!!
さて犬に逃げられたところで気を取り直し、別雷皇太神からチャリンコを5分程漕いで、おなじみの偕楽園へと向かいました。
3月一杯で水戸の梅祭りが終了したばかりの偕楽園です。 先週までの盛り上がりが嘘のように園内は穏やかな雰囲気でした。
遅咲きの梅の花はまだチラホラ咲いているので、朝から晴れていればもう少しお客さんもいたんでしょうけどね。
水戸・偕楽園…とくれば勿論梅の花なんですが、実は桜も結構スゴイんですよ! 意外と知られていないのでこれを機会にご紹介します。
広場から好文亭を正面に見て左側にそびえたつ大木は左近の桜です。
1831年、仁孝天皇から徳川斉昭夫人に送られた京都御所の左近の桜が紆余曲折あった後、ここ偕楽園に植えられました。
ヤマザクラの一種の白山桜という品種で、幹の周りは約4m、高さは16mの大木です。
ズームしてみると、その大きな体躯には似つかわしくない程の繊細で可愛らしい花を咲かせていましたよ。
梅のイメージが強く、もうすぐ躑躅(つつじ)まつりが始まる偕楽園ですが、こんな立派な桜があるんですからもっと宣伝して欲しいですよね。
左近の桜のある見晴広場から千波湖を見下ろしてみると… なんということでしょう…湖周に沿って桜が咲きまくってます。
先日レポートした、千波湖畔のライトアップされる桜の木々ですね。
夜の妖しい魅力とは違い、心躍るような爽やかな光景です。
やはり春先の天気は変わりやすく、空には徐々に濃い色の雲が多くなってきました。
広場から好文亭を正面に見て右側の方へ向かうと、二季咲桜(にきざきさくら)という、秋から冬にかけてと春、二回咲いてくれるというサービス精神旺盛な桜の樹があります。
そしてその横には、品種不明ですが面白い形の桜の樹があります。
もう根元からして変わってます。
端っから上方向に伸びる気ゼロじゃん!ガラ空きなのに! …で全体を引きで見てみると…
!!! 何たる低姿勢!腰低っ! 枝先とか地面スレッスレじゃないですか!
先ほど見てきた枝垂れ桜のように放物線を描いて枝垂れてるわけでもなく根っからの低め狙い。
ピラミッド状(円錐状?)に枝が広がり、地面スレスレの所でも開花していますから、見上げることなく間近で桜の花を観賞できるので、まぁ有難いことですけど…それにしても低い。
あえて桜の樹の懐に潜り込んで見上げてみると、物凄い数の花・花・花。
…というところで再び雲往きが怪しくなってきたので、そろそろ偕楽園を後にしてこの日のサクラ散策は終了。
4月4日時点での水戸の桜開花レポートでした。 さて、最後におまけです。
!! 別雷皇太神の社務所の地面に、桜の花のような可愛らしい模様を見つけましたヨ! なんでしょうこれ?
あぁ、それ俺の足跡な…。 基本ハダシだからな。
…と、クールに立ち去るお犬さんなのでした…。
ではまた次回!