2014年度再生可能エネルギーの買取価格と賦課金まとめ
未分類 2014年5月1日ハイこんにちは!
みなさーん!ゴールデンウィーク突入しましたか?どうなんですか?
今年は超大型連休というわけにはいかないっぽいですね、暦的に。
少し早めの五月病をすでに消化した小生などはG.W.あたりから体調も優れてくるでアリマス。
さて、今朝まで雨が降ったり止んだりで、残念なお天気に見舞われた茨城県水戸市でしたが、昼前からは一転して元気の良い陽射しとポッカポカ感に包まれています。
昼食後、”やっぱイイわぁ太陽…"などと外でタバコを燻らせながら空を仰いでしまいました。(夕方現在、天候は急転直下、今年初のゲリラ豪雨に見舞われています)
さて、そんな"やっぱりイイ太陽"に関連して、再生可能エネルギーに関する話題です。
我が国の主要なエネルギーである石油や石炭、いわゆる化石燃料は限りある資源であり、そのほとんどを海外に依存しています。
これに対し、太陽光・太陽熱・風力・水力・地熱・バイオマス等のエネルギー源は、一度利用しても比較的短期間で再生し、尚且つ枯渇することがありません。
そのため、化石燃料に代わるクリーンなエネルギーとして政府が「再生可能エネルギー」の普及を推進しています。
再生可能エネルギーの導入にはコストがかかるため普及が進みません。
普及を促進し、電気の利用者全員の力を借りて、再生可能エネルギーが我が国のエネルギーの柱のひとつになるよう育てるための制度が「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」というわけです。
認定を受けた発電設備で発電し電力会社の系統に送電された電力は、基本的に「全量買取」となり、一定期間有利な固定価格で買い取られます(10kW未満の太陽光発電設備を除く)
今年の買取価格、買取期間等の一覧は以下になります。
太陽光 | 10kW以上 | 10kW未満 | 10kW未満(ダブル発電) | |
調達価格 | 32円+税 | 37円 | 30円 | |
調達期間 | 20年間 | 10年間 | 10年間 |
風力 | 20kW以上 | 20kW未満 | 洋上風力(※) | |||
調達価格 | 22円+税 | 55円+税 | 36円+税 | |||
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 | |||
※建設及び運転保守のいずれの場合にも船舶等によるアクセスを必要とするもの。 |
地熱 | 15,000kW以上 | 15,000kW未満 | |
調達価格 | 26円+税 | 40円+税 | |
調達期間 | 15年間 | 15年間 |
水力 | 1,000kW以上 30,000kW未満 | 200kW以上 1,000kW未満 | 200kW未満 | |
調達価格 | 24円+税 | 29円+税 | 34円+税 | |
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 |
既設誘水路 活用中小 水力(※) | 1,000kW以上 30,000kW未満 | 200kW以上 1,000kW未満 | 200kW未満 | |||
調達価格 | 14円+税 | 21円+税 | 25円+税 | |||
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 | |||
※既に設置している導水路を活用して、電気設備と水圧鉄管を更新するもの。 |
バイオ マス | メタン発酵 ガス (バイオマス由来) | 間伐材等 由来の木質 バイオマス | 一般木質 バイオマス・ 農作物残さ | 建設資材 廃棄物 | 一般廃棄物 その他の バイオマス | |
調達価格 | 39円+税 | 32円+税 | 24円+税 | 13円+税 | 17円+税 | |
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 | |
バイオマスの例【メタン発酵ガス】下水汚泥・家畜糞尿・食品残さ由来のメタンガス | ||||||
【間伐材等由来の木質バイオマス】間伐材、主伐材※ | ||||||
【一般木質バイオマス・農作物残さ】製材端材、輸入材※、パーム椰子殻、もみ殻、稲わら | ||||||
【建設資材廃棄物】建設資材廃棄物、その他木材 | ||||||
【一般廃棄その他のバイオマス】剪定枝・木くず、紙、食品残さ、廃食用油、汚泥、家畜糞尿、黒液 | ||||||
※「発電利用に供する木質バイオマスの証明のためのガイドライン」に基づく証明のないものについては、建設資材廃棄物として取り扱う。 |
この「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、電気を利用する家庭や企業の皆様が電気料金の一部として負担する「再生エネルギー賦課金」によって賄われています。
2014年度の再生エネルギー賦課金は、「0.75円/kWh」に決定し、2014年5月から2015年4月検針分の電気料金に対して適用されます。
昨年度は「0.35円/kWh」でしたから、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの買取量の増加が覗えますね。
標準的な家庭(300kWh/月の電力消費)の場合、月額225円を負担することになります。
ではまた次回!