涼しく暮らすコツ・学ぼう
今夏も、節電が呼びかけられています。
エアコンだけでに頼らず昔の知恵で涼を呼び、心地よいお部屋づくりを。
エアコンや扇風機をかしこく使おう
リネンなど、吸湿性の高い寝具や、保冷マットを使うのもよいでしょう。
色の効果を利用し、気分を落ち着かせるブルー、グリーン、ベージュ系で寝室をコーディネイト
エアコンの設定温度が高めで暑く感じるときは、温度を下げる前に、まずは強風モードーにしてみましょう。風が当たると、体感温度は2℃下がり、消費電力も少なくて済みます。
床の近くにたまりやすい冷気を扇風機で効率よく循環させるもの◎。
エアコンが何台かあるご家庭では、なるべく皆がひと部屋に集まって過ごしましょう。
家族団らんがエコに繋がるなんて一石二鳥ですね。
体の熱をさます食材に注目
夏に旬を迎える野菜や、南国生まれの果物には、体の熱をさます作用があります。
また、紫外線によるダメージをやわらげるビタミンCやB-カロテン、リコピンをはじめ、
夏の健康に嬉しい栄養素が豊富。意識して摂りましょう。
締め付けが少なく、風通しのよい服は、体が熱を放出しやすくお勧めです。
女性なら、Tシャツにジーンズよりも、ゆったりとした麻素材のワンピースを。
そのに速乾性のインナーを着れば、汗も気になりません。
古くて新しい涼グッズを活用
イ草で織ったゴザは、表面がでこぼこで熱がこもりにくく、ひんやり、サラサラ感触心地よく感じます。
その他、窓の外に設置するすだれやよしずは、日差しをさえぎり、室内に入ってくる熱をカット。
見た目や音が涼し気な金魚鉢や風鈴は、涼感を増す効果があります。
支柱などをたて、つる性の植物が窓をおおうよう這わせ、強い日差しをさえぎります。ゴーヤーなら、収穫して食べる楽しみも。また、植物の葉から出る水蒸気のおかげで、周囲の温度も下がります。
冷たいものは、ほどほどに
涼しくなろうと冷たい食べ物をたくさん摂るのは、体に良くありません。
芯から冷えすぎて代謝がダウンし、太りやすくなったり、胃腸の働きが弱まって夏バテの引き金になったりすることもあるので気をつけましょう。
意外にも、夏は冷えを感じやすい季節。
その大きな原因が、冷房による冷やし過ぎです。
エアコンは、夏の日中、最も消費電力の割合が大きいので、節電のためにも、
設定温度はちょっと高めの28℃を目安にしてみましょう。
エアコンと上手に併用したいのが扇風機。消費電力がわずかですむ、エコな家電です。
他にも、ゴザやすだれなど、昔ながらの知恵を取り入れたり、食事や服装を工夫するだけでも、
毎日がより涼やかに過ごせます。
夜も涼しく、快眠しよう
暑いと寝苦しく、エアコンをつけたままだと翌朝は体がだるいもの。
暑さによる睡眠不足は集中力の低下やイライラ、頭痛のもとになります。
早めに解決しましょう。
寝る時間ほど前に半身浴
入浴後、体がさめてくるタイミングで、スッと寝付きやすいとされます。
38℃前後のぬるめのお湯で、15分ほど半身浴をするのがおすすめです。
リネンなど、吸湿性の高い寝具や、保冷マットを使うのもよいでしょう。
色の効果を利用し気分を落ち着かせるブルー、グリーン、ベージュ系で寝室をコーディネイトしても。
エアコンの設置をチェック
日中の設置温度より少し高めにし、冷風が直接体に当たらないよう調整を。
睡眠の前半に訪れるとされる、疲労回復に大切な深い眠りの途中で暑くて目覚めないよう、タイマーは寝付いて3~4時間後に切れるようセットするのが良いでしょう。