免疫力を高めよう
風邪は冬だけに引くものではありません。
暑さで体力が奪われる夏も要注意です。
体の免疫力を強化して、元気を守ろう!
私たちの体には、ウィルス等の外敵から体を守る免疫力、いわゆるバリアパワーが備わっています。ところが、暑さで食欲がなくなったり、睡眠不足が続いたりするとね免疫力は低下します。
すると、風邪を引きやすく、いったん引くとなかなか治らない、疲れやすいなどの不調を招きます。
免疫力をたかめるためには、しっかりねむって疲れをためないこと、そして栄養バランスのよい食事を摂ることが大切。元気な体づくりに必要な良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルを積極的に補給しましょう。たんぱく質は、肉や魚、豆類、卵などに、ビタミンやミネラルは、野菜や果物、海藻などに豊富です。
夏風邪の処方箋
夏風邪の原因で多いのが、高温多湿を好むアデノウィルスやエンテロウィルスなど。発熱や喉の痛み、頭痛、嘔吐などの症状が出やすいようです。引いてしまったら、脱水症状にならないよう、水分補給はしっかりと。食事は、消化のよいものを少しずつとりましょう。エアコンを適度にご使用し、心地よい環境づくりを。熱がないなら、お風呂で汗を流してリフレッシュするのもよいでしょう。
バリア強化&夏の疲れを癒す 食材図鑑
▼にんにく▼
5,000年以上も昔から、世界各地でスタミナ食として重宝されてきました。バリア強化に役立つほか、強力な殺菌作用や抗酸化力を持っています。さらに、臭い成分のアリシンは、ビタミンB1と結びつき、疲労回復に役立ちます。
▼ローヤルゼリー▼
女王蜂が働き蜂の約40倍も長生きできるのは、栄養タップリのローヤルゼリーを食べているおかげです。たくさんのアミノ酸や、不足がちなビタミン、ミネラルなど、疲労回復や体力増進に役立つ成分がバランスよく含まれています。
▼ゴマ▼
「不老長寿の秘薬」ともいわれるゴマの注目成分
化物質のセサミン。脂溶性なので、活性酸素が発生しやすい肝臓にも届きやすく、スタミナをサポート。丈夫なバリアのキープに役立ちます。
▼エキナセア▼
風邪の予防や、傷口の炎症を抑えるために、ネイティブアメリカンの間で古くから利用されてきたハーブです。バリアパワーを高める働きがあり、ドイツでは医療品としても認められている。
▼メカブ▼
ワカメの根もと部分。独持のぬめりには、水溶性植物繊維の「フコイダン」がたっぷり含まれています。夏に疲れた胃腸の粘膜を保護し、消化吸収を助けるよう働きます。
▼酢▼
食事でとった糖や脂質がスムーズにエネルギーに変わるよう助け、疲れをやわらげるのに役立つクエン酸、元気な体づくりに欠かせないアミノ酸を含みます。じっくり発酵させてつくる黒酢は、とくにアミノ酸が豊富でまろやかな味わい。アミノ酸はうまみ成分で、お料理に加えると、味に深みを出してくれます。