キッチン:お手入れ読本Ⅰ
おいしい料理と家族の笑顔は「清潔で気持ちのいい」
キッチンから
毎日、家族のためにおいしい料理をつくるキッチン。
汚れやすい場所ですが、ちょっとした心構えと簡単なお手入れで気持ちよく保つことができます。
さあ、今日から キッチンをピカピカにしましょう。
心構えその①
=普段からチェックして、お掃除しましょう。
汚れたら、すぐふく。=早め早めのお掃除がキレイのカギです!
心構えその③
整理整頓が大切です。=効率よくお掃除する。
★お手入れの基礎知識★
汚れの種類や程度によってお掃除方法は違います。
「油こびりつき汚れ」「油汚れ」「水アカ汚れ」など、キッチンの汚れはさまざま。
それぞれの状態や程度によってお掃除方法も違ってきます。
ここでは、お掃除方法を具体的にご紹介します。
◆油こびりつき汚れ◆
使用する道具&洗剤:スポンジ・ゴム手袋・割り箸・台所用洗剤(中性)・換気扇/ガスレンジ用洗浄剤※1
■場所 レンジフード・調理機器/壁
■原因 付着した油が長時間空気にふれて酸化し、固まったものです。
■お手入れ方法:早めに
洗剤を使って落とす前に割り箸などでこそげ落とし、台所用洗剤(中性)で
落とします。または、台所用洗剤(中性)を入れたお湯につけこみ、汚れが
浮いてきたらスポンジや歯ブラシでこすり落としましょう。
:ガンコな汚れ
換気扇・ガスレンジ用洗剤※1をつけて落としましょう。
◆油汚れ◆使用する道具&洗剤=スポンジ・ゴム手袋・台所洗剤(中性)
■場所 カウンター・調理機器・壁
■原因 調理する時飛び散った油や油煙によるものです。
■お手入れ方法:早めに
水ふきしておきましょう。取れにくい時は熱いお湯や台所用洗剤(中性)
をつけてふきましょう。
◆焦げつき汚れ◆
■使用する道具&洗剤:スポンジ・ゴム手袋・歯ブラシ・台所用洗剤(中性)・クリームクレンザー
■場所 調理機器
■原因 コンロのゴトクや汁受皿にふきこぼれた煮汁や油などが熱によって酸化 したもの。
■お手入れ方法:早めに
温かいうちにふき落としましょう。
:ガンコな汚れ
歯ブラシにクリームクレンザーをつけてこすり落としましょう。
◆水アカ汚れ
■使用する道具&洗剤:スポンジ・ゴム手袋・台所用洗剤(中性)・クリームクレンザー
■場所 水栓金具・シンク・カウンター
■原因 水道水に含まれるカルシウムなどが、酸素や二酸化炭素と結びついてできた酸化カル
シウムや水分中のケイ素が堆積したものです。
■お手入れ方法:早めに
台所用洗剤(中性)で落としましょう。
:がんこな汚れ
クリームクレンザー※2で落としましょう。
◆ヌメリ
■使用する道具:スポンジ・歯ブラシ・台所用洗剤(中性)
■場所 シンク&排水口
■原因 細菌やカビなどの微生物が増殖して、かたまりになってできます。
■お手入れ方法:早めに
台所用洗剤(中性)で落としましょう。
:がんこな汚れ
スポンジや歯ブラシに粒子の細かいタイプのクリームクレンザー
をつけて、こすり落としましょう。
※2 「ささっと仕様」シンク・カウンターは、クリームクレンザーを使わないでください。・・・台所用洗剤(中性)
研磨剤無し、スポンジに、台所用洗剤(中性)をつけて汚れを落としましょう。・・・研磨剤無しスポンジ
☆洗剤☆
洗剤は、素材への影響を考えて、洗浄力の弱いたから段階的につかうのが賢い方法です。また、素材によっては使えないタイプもあるので、添付の取扱説明書をよく読んでからお使いください。
■台所洗剤(中性)
ついてすぐの水・油・調味料・食品カスによる汚れを落とします。
■クレンザー※2 弱アルカリ性
調理機器の焦げつきや油のこびりつきをこすり落とせます。
クリーム状2種類あり、ステンレスなどのお手入れには粒子の細か
いクリーム状が適しています。
■換気扇・ガスレンジ用洗浄剤※1
レンジやレンジフードまわりのガンコな油汚れに素早く浸透し、
汚れを分解して落とします。
※1 オレンジオイル入り洗剤は、塗装面を痛める場合もありますので、目立たない場所で試してからご使用ください。
◆台所用漂白剤(塩素系) アルカリ性
■レンジやレンジフードまわりのガンコな油汚れに素早く浸透し、汚れを分解して落とします。
※1 オレンジオイル入り洗剤は、塗装面を痛める場合もありますので、目立たない場所で試してからご使用ください。
◆台所用漂白剤(塩素系) アルカリ性
キッチンからまな板までの、漂白・除菌と洗浄をします。
× お手入れに次のものをご使用しないでください。
●酸性表示の洗剤 ●シンナー ●ペンジン ●金属タワシ ●金属製ヘラ
◎洗剤などご使用上のご注意◎
●洗剤をご使用するときは、ゴム手袋を着用してください。
●ご使用中、ご使用後は必ず十分に換気してください。
●塩素系と酸性タイプの洗剤を混ぜてご使用しないでください。(同時使用、及び前後のご使用でも有害な塩素ガスが発生します)
●お手入れ後は洗剤を残さないように水洗いするか、ふき取ってください。
※汚れに応じてスケジュールを決めましょう。
汚れをためると簡単には落とせなくなり、時間も手間もかかります。汚れやすいところは毎日、汚れが、蓄積していくところは半年に一度というように、汚れ具合と頻度によってスケジュールを立てれば効率よくお掃除ができます。
◎部位別のお掃除スケジュール◎
①シンク(流し)
②カウンター
③排水口
④水栓金具
⑤レンジフード
⑥調理機器/IHクッキングヒーター・グリル・ガスコンロ
⑦キャビネット
⑧壁(タイル・キッチンボード)
⑨電化製品
⑩設備・その他