某新聞:夕刊記事1面から

あすから10%に 大飯3号機フル稼働節電目標10%

   関西電力は9日、大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町、出力118万㌔㍗)が同日午前1時、

フル稼働(定格熱出力一定運転)に到達したと発表した。これを受けて政府は同日、関西電力管内の一昨年比の節電目標を10日から、15%かに10%に緩和すると発表した。同時に中部、北陸電力管内は5%から4%に、中国電力管内は5%から3%に引き下げる。

  大飯4号機は早ければ18日に原子炉を起動、21日に発送電を開始する。

  フル稼働は25日の予定で、藤村修官房長官は9日、4号機のフル稼働後、北陸、中部、中国の目標は撤廃し、四国は7%から5%に緩和する方針を示した。

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関西については、「関係者の意見をあらためて聞き決定する」と話した。需給が厳しい北海道(目標7%)と九州(同10%)は、3、4号機のフル稼働後も目標を変えない。

大飯3号機は今後約1ヶ月間、原子炉の状態などを確認しながら調整運転を続け、経済産業省原子力安全・保安院の最終検査を経て営業運転に入る。

  8日午後3時ごろ、クラゲが取水口付近に大量発生し、出力が116万㌔㍗に低下。フル稼働延期の可能性もあったが、同日午後9時にクラゲの除去作業が進み、出力を回復した。

 9日午前1時、牧野聖修経済産業副大臣らが中央制御室で監視するなか、運転員が1次冷却水のホウ素濃度を下げて原子炉を加熱し、熱が一定になったことを確認した。

サン

フル稼働を受け、関電の八木誠社長は、「電力の需給安定に向けて、3号機の安全・安定運転に務めるとともに、4号機についても、安全を最優先に一歩一歩慎重に再稼動を進める」とのコメントを発表した。

  3号機のフル稼働により、8月の関電管内のピーク時における電力不足14・9%から9・2%に縮小する見込み。