某新聞記者朝刊から

節電緩和

         節電緩和は慎重

 関西電力大飯原発4号機が25日にもフル稼働することで、関電管内の需給は大幅に改善する。ただ、関電管内の自治体からは、追加緩和に慎重な 声も強い。気温の高まりとともに関電管内の電力需要も高まっており、10%の節電目標は据え置く方向で調整している。

 大飯4号機のフル稼働で、中部電力や北陸電力など4電力会社は関電への電力融通の必用が無くなり、西日本の電力需給はひとまず、“小康状態”に入る。

ただ、関電管内の需給状況は徐々に高まっている。梅雨明けした17日の電力使用率が午後4時台に89%に達し、18日の使用率も午後4時台で88%となった。19日のでんき予報も89%の見込みで、供給余力は1割程度にとどまる。 

 4号機のフル稼働を受けて、関電管内の節電要請を緩和した場合、火力発電所のトラブルなど不測の事態が起これば、一気に需給が逼迫する恐れもある。

 政府要請を受けて節電目標を出す関電は、「10%の節電を維持すれば計画停電のリスクは小さくなる。ただ、一方で目標緩和で顧客負担を軽視したい気持ちもある」(香川次郎副社長)と複雑な心境を打ち明けた。

慎重