関西でも計画停電の可能性 備えは?
スタッフ 2012年7月20日某新聞社朝刊記事から
関西電力大飯原発3号機のフル稼働を受け、関西など4電力管内の節電目標が緩和されたが、この夏、電力需給が非常に厳しい状況になった場合には1日2時間程度の計画停電が実施される可能性がある。停電が行われるとの確定情報が公表されるのは、開始約2時間前。万が一の場合にむけて、家庭ではどう準備すればよいのか。専門家といっしょに考えてみた。
事前の準備を
昨年の3月、東京電力管内の1都8県で延べ10日間にわたって計画停電が行われた。ただし当時は肌寒い時期。今回は真夏だ。そこで、気になるのが冷蔵庫対策。パナソニック広報チーム(東京都港区)によると、「2、3時間であればなんとか乗り切りますよ」と以外な返事。停電前から冷蔵庫には水を入れて凍らせたペットポトルや凍らせた保冷剤などを入れておき、停電中は冷蔵庫の開閉を行わないように気をつければ、保冷効果を維持できる。冷凍庫内は、すき間があるよりは、ぎっしりと詰め込んでおいたほうが、温度が上がりにくいという。
続いて、水の確保。マンションやビルなどでは、給水のためのポンプ設備を電気に頼っている場合、停電すれば水道も止まることになる。戸建て住宅でも、地域に給水している排水場が停電すれば、水圧がにごるなどの影響が出る可能性がある。このため大阪市水道局は「すべてのお客さまに水のくみ置きをお願いしています」トイレ用などは風呂に水をためておけば十分。飲用にはペットボトルなどにくみ置きしよう。ただしその場合、浄水器を通したり沸騰させたりしないように。細菌発生を抑える塩素を取り除いてしまうので保存に向かなくなるからだ。
停電中の外出注意
いざ停電したら、最も注意しなければならないのが外出。昨年、計画停電を経験した、さいたま市大宮区の主婦、細野志野さん(37)は4歳と2歳の子を抱え、妊娠中だった。「信号が止まるかもと思うと外出することが恐ろしかった。」夜の暗闇も怖くて神経をとがらせていました」と振り返る。
外出先のビルのエレベーターが止まったり、自動ドアが動かなくなって閉じ込められたりする恐れもある。また、自家発電設備のないマンションに居住している場合は、入り口のオートロックが開いたままになることがあり、防犯面での注意が不可欠だ。とはいえ、計画停電中に外出しなくてはならない場合もあるだろう。
NPO法人「全国マンション管理組合連合会」(京都市下京区)は、マンションの1階の集会所などに「待機スペース」を設ける提案している。停電前にエレベーターで1階に降り、待機スペースで過ごしてから外出すれば、高齢者や体の藤生不自由な人も無理に階段を下りる必要がない。同会は「マンションごとの問題点は管理組合が掲示板や各戸に配布して知らせているはずなので確認を」と呼びかける。
終了後も油断大敵
計画停電が終了しても、安心してはいけない。停電終了直後には電力供給がいっせいに再開されるため、コンセントに接続したままの電化製品にむ一気に電力が流れ込み、一時的に電圧が下がることがあるからだ。
関西電気保安協会(大阪市北区)によると、最悪の場合、再び停電になることも想定されるという。
実際、昨年の計画停電では、停電終了直後の不安定な電力供給により、パソコンに不具合が生じるなどの問題が起きた。同協会は「計画停電の前にはブレーカーを落とし、完全復旧を確認してから戻せば安全」とアドバイスしている。
●保冷剤を活用して
●必ず水のくみ置き
●ブレーカー落とす
※効果的な節電と計画停電の対策方法をご案内します。
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