某新聞社朝刊記事から 

NTT西、需給逼迫時に節電推進

 NTT西日本は3日、電力需給が逼迫するとみた場合に、エアコンの家庭の電力使用を自動的に

制御する技術「デマンドレスポンス」を来年度をめどに実用化する方針を固めた。

同技術の実用化は全国初となる。

今夏の節電要請は間もなく終了するが、原子力発電所の再稼働が見通せない中、一般家庭での節電は当面欠かせず、新技術の活用が注目を浴びそうだ。
 同技術は、NTT西のグループ会社「NTTスマイルエナジー」(大阪市中央区)が開発。同社は今年7月初旬から本格的な研究を始め、今月5日に関西地区を中心とした約300世帯で初の実証実験を行う。
 実験では、同社の専用機器を使った遠隔操作で同日午後1~5時に約300世帯のエアコンを切り、どれだけの電力が節電できたかを確認するという。

今回の実用化では家庭の使用電力の大半を占めるエアコンが対象だが、将来的にはTVなど他の家電への対応も検討する。
 家庭向けの節電商材としては、電気の使用状況を確認できる。「見える化」技術などが既に広く販売されているが、電力使用量を自動的に制御する技術は実用化されていない。

見える化の技術はルームエアコンなどに導入され、消費者の節電意識を高める効果を生み出しているものの、一般家庭のユーザーの中には「電力使用量が見えても、削減方法がわからない」という声もあり、自動的に制御する機能が求められてきた。
 NTT西は、デマンドレスポンスについて「最も消費者の利便性に特化した節電の形」としており、従来より効果的な節電商材として売り込みたい考えだ。