某新聞社夕刊記事から  

350万台メール一斉受信

運転中・映画館・・・ご注意を

 南海トラフ巨大地震訓練「大阪880万人訓練」が防災週間中の5日、大阪府内全域で行われる。午前11時、府内にいる人の携帯電話に訓練用の「緊急地震報」メールを一斉配信し、「被災時にどう行動すべきか」を考えてもらうのが狙い。ただ、マナーモードにしていても着信音が鳴るため、府などは状況によっては携帯電話の電源を切るよう呼びかけている。

■事前登録必要なし

 訓練は大阪府市や堺市などが主催。メール以外にも防災行政無線が流され、堺市内の中学校では避難訓練校も実施される。
メールが配信されるのは、訓練時に大阪府内に存在すると想定される形態℡で、府は350万台と想定。
事前登録必要なくNTTドコモ、au、ソフトバンクの対応機種に「訓練。訓練。大阪府で大阪880万人訓練を開始します。実際に地震が起こったときのことを考えてみてください」という文面のメールが届く。
 概要としては携帯メールが一斉送信されるだけという訓練だが、府危機管理室は「メールをきっかけに家族の状況を確認しあったり、避難経路の確認、実際に机の下に潜り込むなど各自で行動をしてほしい」としている。

■強制的に「着信音」

 メールは、府が各携帯電話会社との間で利用契約している災害・非難情報の緊急速報システムを活用するため、携帯電話をマナーモードにしていても強制的に着信音が鳴る。
鳴ってはいけない場所にいる場合は、あらかじめ電源を切っておくことが必要だ。
 府内の映画館では、映画の上映前に観客らに注意を呼びかける予定で、一部はすでにH.Pで注意を換起。阪大病院でもメール配信15分前に管内放送を行う方針で、「高齢の患者さんがびっくりしないように」と、訓練を周知するポスターも掲示している。一方、大阪地裁では特に対応はとっておらず、当日の法定てどの扱いについては「各裁判官の裁量にまかせている」(同地裁総務)状態という。

■隣接府県で鳴動も

 府が利用するシステムでは、隣接する他府県でも携帯電話が一部鳴動する可能性があり、府は周辺自治体にもメールが配信される可能性があることを連絡。奈良県や生駒市などはH.Pで注意を促している。
 また、車で府内を移動中の携帯電話に配信されることも想定される。府では事故防止のため、運転中に携帯メールの着信音が鳴った場合は急ブレーキをかけたりせず、携帯電話の操作をしないよう呼びかけている。
 JR西日本は車内や駅構内で放送を流し、利用客に訓練メール配信について通知する予定だ。