販売電力5か月ぶり増
時事, 朝刊記事から 2012年9月27日関西電力が26日発表した8月の営業概況(確報値)によると、販売電力量は前年同月比1.7%増の135億1600万㌔㍗時で、5ヶ月ぶりに前年度実績を上回った。
今夏の電力のピークカットは平成22年夏比で約11%となり、大幅な節電ができたが、
前年に比べて8月の検針期間が平均で2日程度長くなったことで、販売電力量が増加した。
関西電力は26日、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)を平成25年か15年間、
年間約50万㌧購入する長期契約を結んでいる。
大飯発電所3,4号機(福井県おおい町)に続く原発の再稼働に見通しが立たない中、火力発電の重要性が増大しており、購入量の増大で電力の安定供給につなげる。
東日本大地震後、原発が相次いで停止した23年度の関電のLNG購入量は前年度比約4割増の742万㌧に達した。