開花予想⇒開花宣言♪
一口メモ, 専務取締役, 時事 2013年3月5日![]()

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卒業や別れ、新しいスタートなど、人生の転機とともに咲く花。春の景色を美しく彩るサクラ。
淡いピンク色の花を枝いっぱい咲かせて春の訪れを告げ、はかなくも潔く散っていく姿は、
日本人の心に響くものがありますね。
外国では果実が多く実る品種の人気が高いのに対し、
日本では花の見栄を重視して今種改良が多くなされてきたことにも、
日本人のサクラの花に対する想いの深さがうかがえます。
日本人がサクラに想いを託すのは、今も昔も変わりません。
そのためでしょうか、大学など入試の合格通知もサクラに例えられますね。
「サクラサク」というフレーズは、昭和31年に早稲田大学が合格通知で用いたのが始まりだそうです。
春の風物詩ともいえる「桜前線」や「開花宣言」のニュース。
サクラの開花を今か今かと待ちわび、愛でる文化を持つ日本人のために、
昭和35年から新聞に開花予想が発表されるようになりました。開花の標本木となるのは、
ソメイヨシノという品種。ほぼ全国にあり、花や葉の特徴が同じ、
同一条件下では開花日も同じになるという性質があるため、観測には最適だからです。
それもそのはず、ソメイヨシノはすべてクローン。種子から育った樹がなく、
すでにある木の一部を切り取り、接木や挿木で育ったものなのだとか。
ソメイヨシノのほかにも、サクラは野生種や栽培品種など約300種はあると言われて、
各地に名所や名木があります。日本人のサクラ好きは、世界にでも他に類をみません。


















